競艇について考える公開学習会を開催しました。 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

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箕面市からは遠く離れた場所で行われている競艇事業。
6月10日、私が所属する市議会会派の市民元気クラブと無所属クラブの合同で標記の市民学習会と懇談会を開催しました。
一部は「競艇とは何か?入門編」として競艇事業部職員のチューターで、
競艇の歴史から全般的な仕組みや一般会計への繰り入れ状況などの学習会のあと、質疑・応答を行いました。
二部では、一部の学習会をうけ、これからの競艇事業のあり方などについて
参加者と意見交換で盛り上がりました。
主な内容としては、①競艇事業の収益が箕面市の財源の一部となっていること②競艇事業の拡大策として住之江競艇のナイター営業が7月8日から始まるがこれに対し地元住民から13000筆の反対署名が提出されていること
③箕面駅周辺に「自動ミニ場外舟券売機」の設置を求める要望書が商工会議所・箕面わいわい㈱(まちづくり会社)・近隣の商店会などから箕面市議会宛てに提出されていること、などに対する様々な意見が交わされました。

主な意見としては、
●財政難のなか競艇事業は「必要悪」だが、反対ではない。効率化・工夫で収益拡大をめざすべきだ。反対するなら、財源確保のための「対案」を提示すべき。
●「身の丈」にあった予算組みにすればよい。
●ナイターについて、地元の人々が反対しているなら、やるべきでない。
どうしても財源確保のために必要ならば住之江ではなく、箕面市内に競艇場を造り、行ったらよい。他所の市で開催して利益だけが入るというのはおかしい。
●箕面駅周辺に競艇のミニ場外売り場を設置するのは反対だ。
●競艇収益のお金の流れについて、詳細を知りたい。
などなど、白熱する議論で盛り上がるなか、予定の時刻をオーバーして終了。

箕面市の財源が不足している現実は、今後さらに深刻な問題として発展します。国の三位一体改革で地方へ税源移譲されるお金もあまり期待できないなか、これから市民負担がますます増大するため、自治体の責務として福祉や社会保障費ににかける予算確保が課題となってきます。もう「贅沢」をしなくても、最低限の必要経費の捻出にも頭を抱える状態であるともいえます。射幸心をあおる「競艇」は感心できないが、さりとて貴重な財源となっているという悩ましい問題です。今後、私たちは市政運営のなかで「削るべきムダ遣い」がないか、また議会も改革し、無駄な慣行を厳しくチェックしなくてはなりません。そして競艇事業についても、もっと多くの市民の声を聞きながら決定すべきと考えています。