桜舞い散る日に思うこと。 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

人の暮らしを散らすわけにいかない訳で・・・。


その① みのお9条の会「春の平和講演会」に参加。

箕面文化センターで行われた講演会「絵本という宝物」(講師:正置友子さん)は、戦前・戦後の絵本を通して、過去を学び、現在を見すえ、これからを考えていこうという内容でした。

多くの資料を掲示しながら穏やかに語りかける講師の話は大変わかりやすく、よい講演でした。

戦中の国家総動員法のもとで、政府による検閲がおこなわれ、児童書や絵本もその対象であるため、

軍国主義に塗り固められた内容で保護者やこどもたちがマインドコントロールされていった様子が手にとるようにわかりました。

戦後、国の政策が変われば、図書の表現方法も180度変わるという凄さ。

今日での教科書検定の有り様を連想し、じつに過去に逆戻りしているような現状をあらためて思い起こしました。と同時に、今このような事態のなかで、わたしたち大人が冷静に判断し、しかるべき行動を起こすこと・・・平和憲法を守り抜かねばならないという「責任」を強く感じました。


その② 2会派(「市民元気クラブ」「無所属クラブ」)共同で緊急施政報告会の案内ビラ撒き街宣を行う。

市長への「辞職勧告決議」が可決された2月議会。この他、当初予算が修正可決されるなど波乱に満ちた箕面市議会に対する質問が殺到し、また議会事務局には抗議のFAXやメールも集中しています。

私たちは、これら市民の方々の質問や疑問に応えるため、緊急の施政報告会と市民懇談会を開催することにしました。

わずか1時間の街宣でしたが、市民のみなさんの関心は高く、通りを行き交う車の窓から手を出してビラを求める人や、立ち止まって話しに聞き入る人など、やはり新聞・TVでの報道等のせいでしょうか。修正予算では直接、市民サービスに係るものが多く削られたため、しっかり議会報告を行いたいと考えています。


その③ 今日の朝日新聞の朝刊に「公立病院の治療代の未払いが急増している」という記事が1面トップに掲載。

公立病院で平均3300万円、3年で1000万円の未収金があるとのこと。各自治体へのアンケート結果から、所得の低下と生活保護などのセーフティネットからこぼれる世帯の生活困窮が大きな原因であるとこと、次に医療費の自己負担増などが、浮き彫りになっています。

未収金が増えれば、病院経営にも影響を及ぼすわけで、政府の施策の矛盾・失策であり、医療制度を早急に見直さなければなりません。

「格差社会」の拡大は、結局社会や経済のメカニズムをいびつな形へと導きます。


嗚呼、私たちの責務は重く、やらねばならない事はあまりにも多い!

けれどもギブアップはできないのだから、諦めないでやれることをやっていくだけ、です。