常任委員会が始まっています。 | ■tomoko blog

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中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

常任委員会のトピックス。

先週の9日から3月議会の常任委員会が始まりました。


●3月9日(木)・文教常任委員会・・・「平和のイベント」「30人学級」に自民・公明・民主が反対。公明党は「箕面市の平和教育は十分。必要なし」「(平和事業は)無駄だと思う。市長査定で決めたのではないか」「どれだけ効果があるというのか」とし、民主・市民クラブも「平和の取り組みは保育所も幼稚園もやっているので必要ない」と財政難のため削除すべき、としました。


市長はこれらに対し「戦後60年が過ぎ、戦争をしっている世代も少なくなってきた。自衛隊がイラクへ行ったり、市町村で国民保護計画を作らねばならないなど、今また戦争の足音が聞こえてくる。世界全体をみても戦争、紛争が絶えず、おとなも子どもも一緒に平和を考える日が必要と考えた。箕面市の姿勢を示していきたい」と理解を求めたが、残念なガら理解を得られずに予算案は否決。共産党は30人学級・平和事業には賛成だが、人権(同和)施策、保育所民営化等に反対、等で否決。

なお、「30人学級」についての反対理由は「現場は30人学級を望んでいない」というものでした。


●3月10日(金)・民生常任委員会・・・委員会は全会一致で可決。終了間際に自民党議員から市長の私信である文書の内容について委員会に諮る、という前代未聞の行為、というより糾弾行為がなされ、委員会は一時騒然としました。「民生常任委員会の総括にかかわることについて意見を述べたい」というので委員長が発言を許可したものですが、結局「同委員会で諮る内容ではない」という委員長判断で収められました。

何とも品位に欠ける、市長に対する嫌悪をむき出しにした露骨な行為に周囲も困惑を隠せず、非常に後味の悪い、残念な委員会となりました。

また、他に「障害者自立支援法」に基づく「判定審査会委員の定数」などを定めるための条例や「介護保険法の改定」にともなう「介護保険料率」を含む条例改正案が審議されました。

いずれも利用者負担につながる制度にかんするものですが、未だ国の省令等の法整備が遅れていて、具体的な事業の詳細が見えない時期であるため、つっこんだ議論には至りませんでした。


私は「命にかかわる福祉や社会保障制度について、応能負担であるべきである」という考えを明らかにした上でいずれも国で決めた制度であるため、引き続き地方自治体の立場から国へ今後の「市独自の取り組み」を期待し、今回は賛成としました。

また、財政難のなか補助金の使われ方・・・事業の内容にふさわしい使い方について質問・要望を行いました。(詳細は後日に)


●3月13日(月)・建設水道常任委員会・・・終了したの午後10時前。当初予算は賛成者1名で否決されました。

終始、「財政難であるのに、計画性にかける」と市長提案の事業か否かを確認したうえで、(市長提案のものに)反対する、といういつもどおりの、というか、長時間かけて「市長を批判に精力を注ぐ」という残念な委員会となりました。

今回指摘された「計画性」が、もっと以前に発揮されていたら、今の箕面市の財政はもっと違っていたことでしょう。日頃、「生活困窮者の味方」を標榜している公明党の方も「生活保護世帯の水道料金の減免」に賛同されなかったのにもビックリでした。

市長に投げかけられた厳しい言葉の数々は同時に自分にも鋭く突きつけられているのだ、ということを議員は肝に銘じなければならない、と思いました。


14日(火)は総務常任委員会です。連日、市民傍聴は絶えることはありません。お時間のある方は是非、委員会をライブで。