男女協働参画懇話会を傍聴。 | ■tomoko blog

■tomoko blog

中西とも子の日々の活動や、思い、お知らせをタイムリーにブログで発信します。

やれやれ・・・と情けなくなった今日の出来事。

午前中は第3別館において第3回箕面市男女協働参画懇話会を傍聴。

男女協働参画にかかわる2005年度実施の主な事項についての報告や推進目標値(案)について審議がおこなわれた。数値設定については、委員から色々と意見が寄せられたが、中でも印象深かったのは「保育所の待機児童45人をゼロにする」という目標値について。


委員のひとりから「このような実現不可能な数値を設定するのはおかしい」という意味の発言が寄せられた。たしかに待機児童数のほかにも「?」と思われる目標値が見受けられたので、「実現不可能な数値より、可能な課題化を」という発想や意見はもっともなことのように思われる。

しかし!「待機児童数をゼロにする」ことは保育所民営化の最大の目的であったのは周知のはずである。昨年の9月議会・12月議会で保育所の民営化問題は争点のひとつであったし、市の政策決定として公報『もみじだより』や市のHPにおいても大々的に取り上げられてきた。


座長以下12名の委員は全員知らない様子だったので、男女協働参画課より、適切な説明がなされるであろうと期待していたところ、こともあろうか人権文化部の課長は「担当課が設定した数値をそのまま拾ってきたので・・・」と困惑した答弁をおこなうのみだった。

お粗末というか一事が万事というか・・・縦割り行政のありかたを含め、庁内の情報の共有化策が急務であると実感した。


数名の職員を責めているのではない。きっと箕面市ではこのような体制がごく当たりまえのこととしてまかり通ってきたのだろう。もちろん、そうでない職員の方々もまた大勢いらっしゃると思うが。


なお、公報や市民への情報発信の方法も考え直さねばならない。市は公報やHPに掲載すれば「市民に伝えた」つもりになりがちだが、コミュニケーションツールの用い方や発信の方法、周知のはかり方をしっかり研究しなければ、「伝えた」のだから「知らないのは、読まない方が悪い」ということになりかねない。

今後の課題がまたひとつ。何とかしていきたい。