水と緑の健康都市。人口がはりつくのは2万人ではなく2800人?
とてもややこしいというか、難しい水道事業について、少しでも勉強しようと考え、同審議会を傍聴しました。
本日の議案で驚いたのは、「箕面市北部水道の水源見直しに係る最評価について」について。国土交通省の指導に沿った評価では当時のシュミレーション時には給水人口が20、400人(2015年までに)だったのが、今では2,800人(2010年までに)となっています。1日の最大給水量は9,700㎡⇒1,100㎡に。当初の計画から約9分の1に縮小される、と試算されています。開発が再三変更されたため、人口推計は9,600人に下方修正されました。今年の7月、大規模地域開発特別委員会が開催され、この止々呂美の「水と緑の健康都市」も議案のひとつに上がりました。このとき、私は委員だったので計画人口の根拠や甘さについて追及しましたが、当局は「人口がはりつくよう努力する」とのことでした。
また、本日の審議会ではダム水源と府営水道を比較すると府営水道のコストがはるかに割安であることも報告されました。いくら「水と緑の健康都市はダムありきだった」とはいえ、80年間で126億7300万円も割安になるというのですから信じられません!当時は「ダムありき」ということで府営水の検討はしなかった、とのことです。
今となっては止々呂美の開発事業はもう後戻りできない局面にあります。かけがえのない自然を壊し、多額の費用をかけて建設されるニュータウンがゴーストタウンとならないことを祈ります。12月議会では、この箕面市水道事業にかんする条例改正案が提案される予定。今から争点となることが予想されます。今、私たちに何ができるのか・・・アタマが痛いことばかりです。 (☆以上、12月4日 一部内容修正しました)