ある人から「辛かった時期をどう乗り越えられたのですか?」とたずねられた時、返答に困ってしまった。
子どもの現状を悲観し、自分を責め、先が見えない不安に押しつぶされそうになっていた日々。
結局、乗り越えることはできていない。ひたすら「出口のないトンネルはない」「明けない夜はない」などと言い聞かせて、しのいでいただけのような気がする。
「不登校」という現象は悪いことじゃない。自分らしさを失わないために(自分を守るために)必要なことだとわかった時に、少し気持ちが楽になるんじゃないかな。
そういう子どもたちにとって、学校に行くという行動は自傷行為のようなものかもしれないな。