昨日のスタッフ会議で話し合ったこと。
「にじいろパレット」は、ありのままの自分で居られる場所にしたいというスタッフみんなの思い。
スタッフのペースに来所された方を巻き込まない。
来所された方のペースに寄り添うことを再確認しました。
ここ数回、続けて利用してくれる若者がいます。
今日も来てくれました。
毎週、ここへ足を運んでもらえることがまず、うれしいこと。
最初は緊張して、特定のスタッフとしか話ができなかったのですが
今日は数人で同じ空間でお茶を飲みながら、話を聞いたり、会話に参加したり
一緒に時間を過ごしていかれました。
今日は初めて来所された方が2名ありました。
昨日の会議で、私は初回面談を担当させていただくことになったので、
その方々のお話を聴かせていただきました。
お二人とも、お母様でした。
お子さんの苦しんでいるご様子や
それを毎日近くで見ているお母様の心持ちを感じるとたまらなくなります。
子どものその日その時の言動に、一喜一憂し、
自分が今までしてきたことを悔やみ、責め、
今の関わりが、本当にこれでいいのだろうかと不安になり
そんな事の繰り返しに、心が疲れてしまうのです。
私もそうでしたし、今でもそうです。
誰にでも話せる内容ではない事を、初対面の私にお話ししてくださったことを
とてもうれしく思いました。
「はなす」という言葉について、生徒に話していたことがあります。
「はなす」…話す・離す・放す
自分の心の中にある苦しみや悲しみを、誰かに「話す」ことで
その苦しみや悲しみを少し「離す」(距離を置いて見つめる)ことができます。
そして、その苦しみや悲しみから心を「放す」(解き放す)ことができます。
という話です。
今日、話していかれた方々にその効果が少しでもあったらうれしいです。
私は人の話を心で聴くことができるように努めていきたいと思っています。