前回のお話↓





ある日の出来事




職場で仲良くしていた2つ年下の女の子サナ


よく一緒にご飯やカラオケに行ったり

彼女の部屋で遊んだりしていた


その子の彼氏が私を知っているみたいだった


⭐︎サナ

「彼氏がトモさんのこと昔から知ってて仲良かったって言ってるんですよ。」


⭐︎

「え?誰!?彼の名前は?」


⭐︎サナ

「アユムです。」


⭐︎

「え!?アユムと付き合ってるの!?元気にしてる??懐かしい〜!!」




アユムとは

私が小学校3年生になり

アユムが1年生に入学してきた時が出会いの始まり


すごく可愛い男の子


休み時間になると


「トモちゃ〜ん!」


って言って3年生教室まで遊びに来てくれた


廊下で会うと恥ずかしそうに手を振ってくれて



私は何故かずっと

アユムは私のものって思ってた



学年が違うけれど

小中学生の頃はよく一緒に遊んでいた



高校も私が3年生になり

アユムが同じ高校の1年生に入学してきた


相変わらず校内で会ったらニコニコしていた


その頃にはまだあどけなさは残っていたけれど

かなりのイケメンに成長していたアユム


その後私が卒業して

アユムは卒業後

専門学校に通っているのは聞いていた



私達が知り合いだったこともあり

サナからは色々と相談を受けることが多くなった


付き合ってはいるものの

体の関係は一度もないと

キスすらしていなかったらしい



⭐︎サナ

「あの人カッコいいけどちょっと男らしさに欠けません?まさか男が好きとかじゃないですよね?」


⭐︎

「それはないと思う!大事にされてるんじゃないの?大切に思い過ぎて手を出せないとか


⭐︎サナ

「そうなのかなぁ?それならいいんだけど、なんかちょっと変わっててイマイチ気持ちが読めないんですよね


⭐︎

「確かにちょっと昔から変わってるところはあるかもね不思議くんだった。」


⭐︎サナ

「やっぱり〜。なんか不安になります。」




それから少し経った頃

たまたま立ち寄ったコンビニで

偶然アユムに遭遇した



数年ぶりの再会






つづき


最初から↓