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トゥやアッパーにクラックが多数あったので、当時サンドペーパーを使ってクラック補修を試みました。結果、トゥに関してはかなり満足のいく仕上がりだったのですが、アッパー部分に関してはクラックを完全に消すまでには至らず。その後、徐々にクラックが目立ち始めてきていました。
 
 

 

 

そこでボロボロのWEYENBERGに靴柱となって頂き、2つの方法でクラック補修にチャレンジひらめき電球

※2つの方法といっても途中までは同じ工程を辿ります。

 

 

 

まずは手術台に載せてオペの準備 щ(゚▽゚щ)

マスキングテープでステッチ部分とコバを保護します。

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そして使うのはダイソーで買ってきたサンドペーパーグラサン

1/4サイズのシートが10枚入って110円。番手の種類も、(#240、#400、#800、#1200、#2000)の5種類が入っています。なので1シートのタイプを何枚も買う必要が無く非常に便利OK

ダイソーはペネトレイトブラシ、サンドペーパー、乳液とシューケアグッズに必要なアイテムが安く揃えられるので便利です♪

DAISO サンドペーパー

 

 

 

 

~クラック補修チャレンジ①~

 

工程①

まずは#240のサンドペーパで全体がグレーっぽくなるまで削って

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工程②

そこから#400→#800→#1200→#2000と徐々に細かい番手にして表面を均します爆  笑

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工程③

アッパーの表面を均し終えたら全体をマスキングテープで覆い、

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工程④

染めQ(ディープグリーン)を吹きかけます ( ・_・)r鹵~

(注)匂いが強烈なので、マスクをして屋外で行うのがおススメ

 

 

染めQエアゾール

 

 

 

3回ほど吹きかけた状態です。革の雰囲気としてはプエブロのペトロ―リオの様。

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工程⑤

更にクリームナチュラーレを塗って幹拭きしたのがこちら下差し

均一には塗れていませんが、程よいムラ感でまぁ許容範囲かなと(^^)

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うんっ、中々良いんじゃないでしょうかキラキラ

こちらは一先ず成功と。。。

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~クラック補修チャレンジ②~

 

 

工程①

クラック補修チャレンジ①の工程①までは同じ手順で進みますランニング

 

 

 

工程②

先程は#400→#800→#1200→#2000と進みましたが、#400までで止め、ざらつき感を残します。

 

 

 

工程③

このブログではお馴染みの”革色補修ペン(ブラック)”登場クラッカー

これを削ったアッパー部分に塗って着色していきますカラーパレット

 

 

革色補修ペン(BLK)

 

 

 

こちらは微妙ですね・・・

如何にもペンで塗りました感が(;^_^A

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遠目から見ればまぁ何とか

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チャレンジ①と②の工程の違いですが、

スムースレザーを目指すのか、スエードを目指すのかといった違いです。

 

 

チャレンジ①のポイントは削った革をいかにキレイに均せるか。染めQの成分に【合成樹脂:アクリル】と記載があったので、上手く膜が張れればスムースレザーの様になるのではないかと・・・。結果こちらはスムースレザーの様になってくれました(^^)v

 

 

チャレンジ②は削って毛羽立った革を着色して、スエードみたいに出来ないかなと。ここでチャレンジ①の様に染めQを使ってしまうと樹脂の膜が張ってしまう恐れがあったので、着色には革色補修ペン(ブラック)を使いました。その後2回ほど追加で塗ったところムラ感は大分収まりましたが、やはり均一とまではいきませんでした。

 

 

 

ちなみに今回の作業は片足で約1時間半。。。

手間と失敗するリスクを考えたら、プロにお願いするのが一番かもしれません。

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