『アドバイスより先にひとこと共感を』
癒し絵心理セラピストの、ともみです。
育児でイライラしてしまうことなんて
毎日あります。
イヤイヤ期に入ってからは、
そりゃあもう可愛いし、にくたらしいし。
いちばんイライラする時。
子どもが「わざとやってる」時です。
何かがうまく出来ないとか、失敗しちゃうとか、わがまま言うとか、怒って泣きわめくとか、それよりも…
わざと、コップの水を床にすてる。
わざと、トイレじゃないとこでする。
わざと、車道脇の危険なところで親の手を振り解いて遠くまで走っていく。
こういうことを、するんですねホントに。
よくあるのがですね。
わざと、物を床に投げ捨てる。
もちろん本人なりの理由はあるんでしょう。
理由はあるんでしょうってのは理解してる。
たいてい「かまって欲しい」「もっとあそびたい」とかなのですけど。
しかし、こちらも未熟な人間ですから。
瞬間的に「イラ」っと湧き上がりますよね。
それで先日も、
私が心を込めて作ったものを
「いやだ、きらい」と言って投げ捨てた娘にイラ。
ついつい、
「じゃあもうポイするよ？いいの！？」
とキツめに言いました。
もちろん、ポイしないでーとなるのを望んでいたのですが…。
「いいよ」
と一言。
•••••••••
ポイするよ、捨てるよと言ってしまったからには「本当に捨てる」のがマイルール。
ゴミ箱にいき、もう一度確認。
「いいの！？」
娘「いいよ」
ポイ
「あー！」と、
ゴミ箱をのぞきこんだ娘は次の瞬間、
「うん。ま、いっか」
と言って走り去った。
えーーーーー
切り替え早っ
いや私のほうが
めっちゃくちゃ後悔してるんですけど？
うむむ
やりおるな娘。
後でこっそりゴミ箱から拾い上げた私です。
一つ目は大きすぎて落ちる。
二つ目は投げ捨てられて。
三度目の正直で、ようやく納得いくものができあがりました。
保育園で毎日身につけるものなので、「良い気」を注入したいのですよ母としては。
なんて、
こういう話をすると、
そんな大変だったら
誰か他の人にこっそり作ってもらえば…
というアドバイスをもらったりするのですけど。
そういうことじゃないのですよ。
子育て大変なんです。とこぼしたら、じゃあ誰かに預けたら…と言われてモヤっとするのと同じです。
私は、『娘の為に作りたい』。
心底、『作りたい』。
楽しみながら愛情込めて。
だから、
「いやだ、きらい」と投げ捨てられたら、
とても傷つきます。
それでも、
娘とケンカしたとしても、
何度でも喜んで作り直したいのです。
なので、
「もー大変だったー！腹が立ったー！イライラしたー！」
という話を聞かされた時にはですね。
どうか
「そりゃ大変だわ！腹立つわ！イライラしてもがんばったんだねー」
と共感してあげてください。
相手との信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルの一つで、『ページング』と呼ばれています。
声のトーンや話すテンポ、呼吸のリズムなどを相手に合わせることです。
どうしてもアドバイスしてあげたい時には、
『ページング』で信頼関係を築いたあとに
『アドバイス』してあげてください。
「大変だ」と言ってる人に
いきなり「大変じゃない方法」を教えてあげても逆効果だったりするのです。
なぜなら、
「大変だけど頑張ってる自分」を
誰だって知ってほしいし聞いてほしいし
認めてほしいし褒めてもらいたいのだから。
もっと言うと、
「大変だったー！」と言ってる時の話の内容には、アドバイスを必要としていないことも多々あるのです。
本当はもっと奥のほうに「大変なこと」を押し込めてる場合がほとんどですから。
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