31、湧き上がる時
私は、働くことがあまり好きではない。
と言うと誤解を招きそうだが、やらなければならない仕事は真面目にやる。
しかし、もしも私にほそぼそとでも食べていけるだけの不労所得があったならば、年がら年じゅう家のなかで過ごしていても平気なくらい根がぐうたらなのである。
そんな私が連日街へでかけ、図書館へ通い仕事を探している。
もちろん、この半年間で費やした生活費や学費で貯金が底を尽きそうだということも理由のひとつではある。
が、それだけではない。
オーストラリアで半年間過ごすうち、何かこう、もっと明確な目的意識をもって日々を生きなければならないのではないかという気持ちになっていたのである。
それは、なぜか。
バーリーヘッズのホームステイ先でもシェアハウスオーナーたちにも、よくこんな質問をされた。
“なぜここへ来たの?”
“明日は何をするの?”
いつも返答に困った。
ただ、何となく…
まだ分からない…
そんな返事しか浮かんでこなかったのである。
当初の予定では、
―ぶらぶら余暇を楽しむ。
であった。
そんな曖昧な返答しかできない自分を、だんだんと情けなく思うようになっていた。
アランのお母さんジルに贈った絵
イソ
皆んなに描いてもらった寄せ描き
ミキ
ジョンハウスのシェアメイト、エミちゃんも
チョークアートスクールに通ってた
沢山の友達にチョークアート体験してもらった
レイコ ミキ ヒロ
レイコが一番マジメに取り組んでくれた
よくよく考えてみれば、飛行機を乗り継ぎ九時間以上もかけ、わざわざ日本からここオーストラリアへ渡って来たのである。
空も風も、人も街並みも、スーパーマーケットで買うシナモンドーナツですら日本とはまるで違う。
そんな中で、今という時間を私は生きているのだ。
そのことに気がつくと、一秒一秒がとてつもなく貴重なものに思えてきた。
そう、もっと挑戦することを楽しもう。
ここでしか経験できないことが、目の前に山ほどあるのだから。
ただ何となく…では、薄らぼんやりしたものしか得ることはできない。
まずは本気で仕事を見つけてみよう。
様々なひとたちと関わってみよう。
毎日お洒落して街に出かけよう。
新しい下着を買おう。
長いあいだ眠っていた私の中の何かが、静かに湧き上がるのを感じていた。
この何かを、意欲だとか情熱だとか呼ぶのだろうか。
つづく
旅の奇跡
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