息子が亡くなって7回目の月命日。


7か月も会っていないなんて。


学校の先生たちがおまいりに来てくれた。


来月には転勤となり違う学校に行くんだって。

だから、お参りはこれが最後と。


よく来て下さいました。

そして、卒業証書とアルバムを

ありがとうございます。


12回目、一周忌を迎えるのがこわい。

数えたくない。


そんな不安な表情を見たのか、

娘が

「私は自分で死なないから大丈夫」

と。


母は元気です。

悲しみに暮れて過ごすのは

もうやめたから。


思い出さないわけじゃない。

毎日息子のことを考えている。

あぁ、お兄ちゃんだったらこうしたかな

あぁ、お兄ちゃんだったらこう言うかなと

生きている時は考えることもなかったのに。


人間は勝手な生き物だね。


だから「今ここ」の点を

勝手に全力で生きることを決めた。

そして、胸を張って言う。

「母は全力で生き抜いたぞ」って。


ごめんね。

だから、すぐそちらに行く事はできないけど

いつか会える時は

ご先祖様と一緒にちゃんと母を

迎えにきてね。


今はそれがとても楽しみなんです。