昨晩深夜1時ころに市民の方からも連絡があり、楠葉中央交差点あたりが冠水しているということで、出動しました。


警察、消防、市に要請をおこなったほか、近隣自治会長さんにも連絡するなどし、その後巡回を続けて、ようやく戻ってきました。




私見ですが近況をご報告します。


昨晩の深夜1時半には楠葉中央に到着しました。その時点ではまだ警察車両が一台だけで交通整理にも苦戦しておりましたが、少し経過するとは増援も来ました。僕が再三催促した土のうについても、1時半過ぎにはトラック2台で到着しました。消防団もそのころには到着していました。


2時半を過ぎると消防団の車両が増えてきましたが、道路上の水位が下がりつつあることからポンプで水を汲み出すというよりは、交通誘導整理に当たっていました。
突風による火事も発生していたようで消防車も行き来していました。

それからは朝までの作業となりました。


樟葉船橋地域ですが、利根川は溢れた形跡なし、天満川は未明に溢れたものの、大規模ではなかったようです。船橋川も持ちこたえています。



楠葉中央交差点あたりの商店の中には床上浸水になったところもあります。



さらに、町楠葉地域では床上床下浸水の被害が多かった印象を受けます。



西船橋でも道路冠水があったようです。



また、利根川や天満川の水位の上昇に伴って、この両川に接続している下水が逆流しているところ(マンホールや御宅)がいくつも散見されました。



今回の水害に関しまして、感じたことがいくつかあります。


ひとつは、水害ではこのへんでは川の氾濫はありませんでした。
これまでの市の説明では、川が溢れるから、道路が冠水するというような説明もあったんですが、必ずしもそういうことだけではない、という風に理解をします。


ならばやはり今行っているバイパス工事だけでは足りないということです。



まして、楠葉中央界隈に溜まった水は、八幡市から下ってくる水が主力ですから、こちらの対策が必須です。
一刻も早く東公園の地下に大規模な貯留施設を作るべきです。


また、下水の逆流という事態は由々しきことです。これは両川の水位が下がれば問題ないということならば、今のバイパス工事を急ぐほかないのですが、根本的な問題であるのなら、せめて、両川に接続する部分の位置をかなり高く設置するなど技術的な改善が必要です。安心、安全ってなんなん?ってなります。



今回、町楠葉地域の一部では、あくまで口頭レベルの未確認情報として、淀川本線との接続に問題がなかったかということが言われています。門の開閉等にミスはなかったか。淀川から逆流すれば、すべてが終わってしまうと聞いたことがあります。そんなことが起こっていたとは考えにくいのですが、詳細を確認します。


さらには、船橋地域については、船橋支線の新設を急がなければなりません。八幡市側からの水は、船橋方面からの水とドッキングすることで威力を増してしまいますので、分離して半減しなければならない。



最後に、やはり災害見舞金条例は改正しなければならない。耳にタコができるくらい訴えていますが、お店とて失えば経済的に死活問題です。見舞金制度の枠組みの中に、小規模な個人商店を含めることは絶対に必要です。
他市がやっていないからという理由は、はっきり言って、それがどないしたんや!ということにしかなりません。



今日の予定はキャンセルしたので少し仮眠を取って、再度巡回します。



大橋ともひろ