6日の読売新聞朝刊になかなか興味深い記事がありました。



1面ですが、元自衛官トップによる投稿記事です。



この方の立場で言うことに、ちょっとどうかなと思う部分もありましたが、印象的だったのは次の2点です。


ひとつは、1面にあった、『政治家は言葉を考え、軍人は行動を考える』というところ。



これは本当に興味深いですよ。自衛隊は軍隊ではないというのが、自衛隊創設以来の憲法解釈ですので、軍人とはなんぞやというところはさておき、何を言いたいかと言えば、『政治家は言葉しか考えられない』という意味合いを含んでいる文面だ、ということです。


まして、それを元自衛官(制服組)トップが言うわけですから、政治家(あるいは、背広組)を信頼せずに仕えてきたことをカミングアウトしたようにも聞こえます。
もちろん、これは政治サイドの原因が多分にあるでしょうけどね。
ちょっと穿った見方でしょうかね。




もうひとつは、2面の下部にありました、リーダーシップ論です。
この点は納得できるものです。


リーダーシップは、その人の生い立ちからこれまでの人生そのものの中から出て来るものだという趣旨です。



付け焼き刃ではリーダーシップなど発揮できない、ということでしょう。
だとすれば、子供のころから今に至るまでの経験というものが重要になってくる。


これまでの経験や裏付けがなければ、急に役職に就いたからといって、すぐにリーダーシップを発揮することができるわけではないということでしょう。



う~ん、単なるハナタレ小僧だった僕は、生い立ちとか言われると、つらいなあと思います。


とまあ、こうした投稿記事はどんどん増やしてほしいですね。





枚方市議会議員 大橋ともひろ