本日の臨時議会に合わせて、ここで改めて私自身の目指すべきこと、その方向性を申し上げます。

①犯罪や非行を目の当たりにしてきた保護観察官の経験から、あいさつ運動や自治会等の地域活動を通じて、枚方をふれあいのまちに
これは、選挙戦を通じて訴えてきたことの一つですが、とりわけ少年非行の問題で言えば、その原因のひとつに、家庭や地域での十分なかかわりが持てていないことが挙げられます。

より踏み込んで言えば、世代間交流と言いますか、子供さんは親世代とは接点があっても、祖父祖母世代の人とはご近所さんなども含めて、なかなか交流が持てない傾向があります。

地域の活動に、世代を越えてあらゆる世代の方々が集まることで、これをクリアしていく。

特に少年世代からすれば、色々な世代の方々とふれあうことで、色々な人がいることを学び、色々な人の考え方に触れられる。そのことによって、相手の気持ちや立場を考えられるようになるのだと思っています。

②行政機関に勤務した体験から、枚方を無駄使いのないまちに
これも大きなテーマだと思っていますが、私の経験上、行政の最大の無駄というのは、年度末の予算の使い切りだと思っています。

その根本は、単年度会計制度にあるのかもしれませんが、その中でもできることがあるだろうと思っています。

少なくとも、年度末という錦の御旗ひとつで、本来必要でないものを本来必要でない時期に、やったり買ったりしないといけないようなことは許されるものではありません。(わがの財布なら一向に構いませんが)

使い切るという前提に立てば、使い切るためにあとから理屈はなんとでも立ちます。

私は最終的には、兵庫県での取り組みのように、予算繰り越し制度を目指すべきだと思っています。

③ずっと枚方を愛してきた地元住民の視点から、40万都市にふさわしい発信力を
何度か街頭やこのブログでも触れてきましたが、40万都市といっても、なかなか枚方市外の方には知られていません。

例を挙げますと、東大阪は中小企業のまちとして、広く知られていますが、枚方にも負けないくらい数多くの企業や商店があるのに、そのように認知されていません。

あるいは、ラグビーの聖地と言えば、花園競技場のある東大阪ですが、チームで言えば枚方の方が強いチームは多く、枚方の方がよほど盛んと言えます。(大切なのは強さだけではないのですが、一例として)

発信力というのは、枚方市外に限らず、枚方市内の問題でもあります。

例えば、枚方市内の8つの名所・名跡を定めて、これを観光にもつなげていこうという枚方八景。

枚方市内の方でもあまりご存知ないのに、観光にもつなげていこうというのは、少々飛躍しているようにも思いますし、まずは枚方市民の方々に広めていく努力が必要です。

こうしたように、枚方内外に枚方の良い部分や課題をもっと発信していくことが求められています。


以上、大きく分けて、この3つの方向性で今後取り組んでいきたいと思います。 

大橋ともひろ