短いながら政治や行政といったことに携わってみて、感じたことがいくつかあります。

 そのうちのひとつを、誤解を恐れずに言えば、政治を自ら進んで志す方というのは、色々な意味で変わっている方も少なくない、ということです。
 何を隠そう私もその一人だと思っています。
 例えば、公務員を辞める際、身内には重々話をして理解をしてもらいましたが、(それとて、あきらめの境地に近かったかもしれませんが)友人や親戚には、詳しく話していませんでしたので、「おい、大丈夫か」などと心配やら驚きの声をたくさんいただきました。
 ある恩師とのエピソードを簡単に紹介したいと思います。

恩師「今の仕事も十分お前に向いてるやろ。辞めてまですることないやろ。」
私 「今の仕事で感じたことをより広いフィールドで訴えたいんです。目指したいものがあるんです。」
恩師「そうか、わかった。なら、せめて自分が変わっているということを認識しとかなあかんと思うで。皆が皆そんなに熱いわけではないし、熱すぎることを嫌う人だっている。それと、言い方がややこしいが、人が変わったようにはなるなよ。」

 このエピソードから何を言いたいかと言いますと、変わっている自分が政治を志す以上、正しい成長をしなければならない、と思ったことです。
 そして最初は世のため人のためと言いながら、最後は人が変わったように我がのためになったら絶対にあかん、ということです。
 
 正しい成長をするためには、お一人でも多くの方々とふれあい、そして教えを乞う、そうしたことを日常的にやっていけるようにしなければならないと思います。
 まだまだ足りない部分が多いですが、一歩一歩成長していきたいと思います。