杉並、世田谷、船橋で加圧トレーニング、A-yoga、Pilatesを中心に活動してますパーソナルトレーナーの石川智英です。
前回のブログで『まちがいだらけの野球の常識』はご覧になりましたか。
なぜ、少し肩を落とした投げ方が良いのか、もう少し細かく分析してみましょう。
『肩のゼロ・ポジション』

上の写真が実際のゼロ・ポジションです。特徴的なのは挙上は耳に腕が着く位の完全な挙上位では無いことと、横向きではやや上腕が前に出ていることです。
(人によってポジションが異なりますので目安程度で)
※写真が少し面白すぎますが、、、(笑)
上腕骨の機能軸が解剖軸に一致する。

左 挙上0° 右 挙上60°

左 挙上90° 右 挙上140°
白い線は上腕骨の軸で黄色い線は肩甲骨の軸をあらわします。両軸は挙上140°で一致します。つまりなす角はゼロとなります。
ゼロ・ポジションになると上腕骨が外旋も内旋がない

ゼロ・ポジション時の筋配列
ゼロ・ポジションの時の筋の配列ですが、上腕骨に向かってきれいな配列をしています。
特定の筋が収縮している訳ではありません。この特性は医療の現場で使われていて、上腕骨の骨折の牽引整復法に用いられます。
骨折を起こした骨のずれが元に戻せないのは自分の筋肉の力により骨片が引っ張られてしまうのも一因です。骨折を起こした上腕をゼロ・ポジションで引っぱると、余分な力が骨片に加わらず、骨が解剖学的ないい位置に寄って来ます。
また、肩関節の脱臼の時もゼロ・ポジションで引っ張るとかなり簡単に戻ります。肩の脱臼が戻りにくいのも筋肉に上腕骨が引っ張られるためなのです。
肩の腱板損傷の手術後にもしばらくの間、このポジションで固定や牽引をします。
このため上腕骨は余計な筋力を使わず、挙上位で非常に安定しています。
このゼロ・ポジションを頭の片隅に置いて、自分の投げやすい、力が入りやすい角度を探しながら自分の身体に合ったポジションを見つけていくことが大事だと思います。
(人それぞれで骨格も違えば、ここの筋力の強さも違うので角度は参考程度に)
このゼロ・ポジションに加え、少し身体を倒しながら投げるのが身体のつながりや肩の負担がないと思います、、、

とはいうもの、下半身(足の使い方:足指~足首~膝~股関節~骨盤~腰椎~)を使えないとゼロ・ポジションを覚えても半減ですね。
下半身→上半身→肩→肘→指先と繋がりや身体の使い方が出来るように教えたいですね。
この身体の繋がり、身体の使い方が出来るのがA-yogaだと思います。
7月に京都でA-yogaの勉強をしてきます。
京都の勉強テーマが
①体幹の安定をもたらす
②呼吸の安定をもたらす
野球動作に繋げるヒントになると思いますので、少しずつ資料にしていきますね
(低学年生にも分かりやすい言葉やイメージで伝えられるように試行錯誤しながら)
あっ!もちろん野球以外にも必要な要素なので野球をしてない方にもお伝えしますね
前回のブログで『まちがいだらけの野球の常識』はご覧になりましたか。
なぜ、少し肩を落とした投げ方が良いのか、もう少し細かく分析してみましょう。
『肩のゼロ・ポジション』

上の写真が実際のゼロ・ポジションです。特徴的なのは挙上は耳に腕が着く位の完全な挙上位では無いことと、横向きではやや上腕が前に出ていることです。
(人によってポジションが異なりますので目安程度で)
※写真が少し面白すぎますが、、、(笑)
上腕骨の機能軸が解剖軸に一致する。

左 挙上0° 右 挙上60°

左 挙上90° 右 挙上140°
白い線は上腕骨の軸で黄色い線は肩甲骨の軸をあらわします。両軸は挙上140°で一致します。つまりなす角はゼロとなります。
ゼロ・ポジションになると上腕骨が外旋も内旋がない

ゼロ・ポジション時の筋配列
ゼロ・ポジションの時の筋の配列ですが、上腕骨に向かってきれいな配列をしています。
特定の筋が収縮している訳ではありません。この特性は医療の現場で使われていて、上腕骨の骨折の牽引整復法に用いられます。
骨折を起こした骨のずれが元に戻せないのは自分の筋肉の力により骨片が引っ張られてしまうのも一因です。骨折を起こした上腕をゼロ・ポジションで引っぱると、余分な力が骨片に加わらず、骨が解剖学的ないい位置に寄って来ます。
また、肩関節の脱臼の時もゼロ・ポジションで引っ張るとかなり簡単に戻ります。肩の脱臼が戻りにくいのも筋肉に上腕骨が引っ張られるためなのです。
肩の腱板損傷の手術後にもしばらくの間、このポジションで固定や牽引をします。
このため上腕骨は余計な筋力を使わず、挙上位で非常に安定しています。
このゼロ・ポジションを頭の片隅に置いて、自分の投げやすい、力が入りやすい角度を探しながら自分の身体に合ったポジションを見つけていくことが大事だと思います。
(人それぞれで骨格も違えば、ここの筋力の強さも違うので角度は参考程度に)
このゼロ・ポジションに加え、少し身体を倒しながら投げるのが身体のつながりや肩の負担がないと思います、、、

とはいうもの、下半身(足の使い方:足指~足首~膝~股関節~骨盤~腰椎~)を使えないとゼロ・ポジションを覚えても半減ですね。
下半身→上半身→肩→肘→指先と繋がりや身体の使い方が出来るように教えたいですね。
この身体の繋がり、身体の使い方が出来るのがA-yogaだと思います。
7月に京都でA-yogaの勉強をしてきます。
京都の勉強テーマが
①体幹の安定をもたらす
②呼吸の安定をもたらす
野球動作に繋げるヒントになると思いますので、少しずつ資料にしていきますね

(低学年生にも分かりやすい言葉やイメージで伝えられるように試行錯誤しながら)
あっ!もちろん野球以外にも必要な要素なので野球をしてない方にもお伝えしますね
