稲士別(いなしべつ)駅は、JR北海道 根室本線の駅です。
昨年までは、ホームと町道の間に待合室が設置されていましたが、老朽化が激しく撤去されて、現在はありません。
駅名は、この地域の稲志別という地名に由来し、その意味はアイヌ語の「イナ・ウシ・ベツ」(イナウ[アイヌの祭具]がある川)と言われています。
元々は、仮乗降場で旧国鉄時代は時刻表にも掲載されていませんでしたが、JR発足と同時に正式な駅に昇格しました。
しかし、周囲に民家が数軒とアパートがあるだけなので、この駅を利用する人は極僅かで、普通列車の多くは通過してしまいます。
北海道中川郡幕別町字千住
1959年(昭和34年)10月7日開業
▼駅全景。
▼北海道内に多く見られる板貼りホームで、単式1面1線です。
▼駅名標。
▼毎回、板貼りのホームに来ると、北海道にいるんだなぁと実感します。ただし、待ち時間に雨が降っていると、雨を避ける場所もないし、座る場所も無いので最悪です。
▼帯広寄りの踏切からの眺め。
町道を挟んで見える2階建てアパートは、旧国鉄の保線要員用の宿舎を民間に払下げしたそうです。
▼ホームの目の前の民家側から見た眺め。
きっと、この住民も少ない列車の時間を気にするよりは、車を利用しているのではないでしょうか。
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