只見線は昨年の2011年(平成23年)7月30日の集中豪雨により、橋梁や路盤が流失し、会津坂下~小出間が普通となってしまい、順次復旧作業が行われましたが12月までには、会津川口~大白川間の不通区間を残すだけとなっています。
そこで、昨年11月に新潟県側只見線の小出~大白川間に行き、福島県との県境を越せなかったので、今回は福島県側からアプローチすることにしてみました。
会津川口駅から(臨)田子倉駅の間の線路はどうなっているのだろうか・・・とずーっと気になっていました。
やっと平日休みが取得出来たので、迷わずに自家用車でLet’s Go!
まずは、只見線福島県側の最西端の(臨)田子倉駅を目指します。
埼玉の我家からは、車だと結構不便な場所にあり、列車が運行していれば多分列車の方が早く行けると思います。
東北自動車道西那須野ICを降り、山道をクネクネ走ること数時間、そして、やっとの思いで、只見ダムの只見湖へ到着。
景色は素晴らしく、後方に見える田子倉ダムの遥か彼方にはまだ雪の帽子を被っている越後の山々が見えます。
さらに車で252号線を田子倉ダム方面へ進むと、田子倉ダム手前で一般車両は通行止め。
災害復興プレートを持つ、崩れた土砂を運搬するダンプと関係車両だけが田子倉ダム方面へ進入できます。
よって、車で行けるのは只見駅までという事になります。
現在、(臨)田子倉駅へは列車でも車でも到達不可能な訳です。
列車の到着も乗降客も無い只見駅。
只見町の観光案内所が入っていますが、当然ながらJRの窓口は閉まっていました。
只見駅から会津川口方面へ3駅目の会津大塩駅。
線路は錆びて、雑草が生い茂っていました。
待合室は、板で塞がれて閉鎖されていました。
会津川口駅までの間のいくつかの駅へ行ってみましたが、みんな同様の処置が施されていました。
会津川口~本名間。橋梁の袂が崩れ落ちています。
本名~会津越川間。
橋梁が完全に流失しています。
現在の只見川の様子。
只見線沿線を沿うように流れている只見川は、ずっとこんな感じで両岸がえぐられています。
会津塩沢~会津蒲生間。
路盤が只見川に流失し、線路が宙吊りのまま。
会津塩沢~会津蒲生間で、前後を路盤の崩落により行き場の無くなってしまったキハ40の562号車が留置されていました。
このスノーシェードは、緊急的な処置としてこのキハ40の留置用に造られたのでしょうか???
脇の国道252線からはこんな感じで見えます。会津川口から会津若松方面へ1駅目の会津中川駅。
列車が運行されている区間なので、ご覧のように線路は綺麗で錆び付いていません。
只見線の福島県側の残る不通区間は復旧の見通しが立っていないようです。
素人から見ても、復旧には膨大な費用と長期間掛かる感じがしました。
復旧への道のりはかなり厳しく、このまま廃線になるかか???というような感じです。
是非、1日も早い復旧を願います。
会津へ2012 (その2/最終回 ~ちょっとだけ会津鉄道~)へ続きます。
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