内観を続けていると、思いがけないところに大切な気づきが落ちていることがあります。

ある日、ふと浮かんだのは「家族と過ごす時間は、実はとても貴重なんだ」ということでした。

わが家にはトイプードルのりつがいます。11歳になりました。

犬の時間は、人よりも早く流れます。あとどれくらい一緒にいられるのだろう。そんなことを考えるようになりました。

先日も、下痢と嘔吐。りつは慢性腎炎を患っていて、気圧の変化にもとても敏感です。

体調が揺れるたびに、当たり前だった時間が当たり前ではないことに気づかされます。

体調を崩さないように、これまで遠くへ旅行することはほとんどありませんでした。

でも、どこへ行くにも一緒。気づけばいつも隣にいる存在。

まるで空気のように自然で、あって当たり前の存在でした。

そばにいてくれることに静かな感謝があります。

いずれ、お別れのときは来る。

遠くへ行かなくてもいい。特別なことじゃなくてもいい。

同じ景色を見て同じ道を歩いて同じ時間を共有する。

少しだけ意識を向けて、そうやって思い出が増えていくのかもしれません。

今朝、りつはいつもの元気が戻ってきました。

少し安心しながら、また今日も一緒の時間を過ごしています。