
栗ひろいに行ったわけでもなく
立派な栗をおすそわけにいただいたわけでもなく
スーパーで売ってる、ネットにはいった普通の栗です。
食べるのは大好きな栗ですが・・・
ちょっと距離のある素材です。
それは…
剥くのが大変だからです。
ゆでてそのまま食べるのが一番簡単ですが…
剥いては、食べ、剥いては、食べ…するのは、結構面倒ですし、
半分以上こどものために剥いていたりして、苦労の割に食べた気がしないのです。
なので買うとき、ちょっと躊躇するんです。
子どもの頃は、よく食べてたんだけどな~。親になると、買いたくなくなった
ところが・・・
最近読んだ、大村しげさんのエッセイ「京暮し」という本に「栗ごはん」のことが書かれていて、それに影響をうけて、かごのなかにぽいっと入れてしまいました。
栗のことについて、「へぇ~」と思ったことがあるのでご紹介。
っていっても、常識かもしれないし、私が無知だっただけかもしれないのですが…
「ころんと丸いのは一粒栗で、いがのなかに一粒だけで気ままに育ったもの。抱き合うた恰好のは二粒栗で、三粒栗は、真中にぺたんと平べったいのがあって、その両脇に一粒ずつおなかをへっこましたのがはいっている。おいしいのは中ぐらいの一粒栗で、形を見たら、幾粒栗かはすぐにわかる。栗は、あんまり大きいても、甘味が少ない。」
「その時季だけの味というのは、だいじにしたい」
ってことで、ちょっと栗の形を気を付けて見てみました。

うん、一粒栗、二粒栗、三粒栗、すぐにわかります。
そういえば~今まで食べるときも、好みの形の栗があったな~、なんてことを思い出しました。
さて、この流れだと「栗ごはん」と行きたいところですが、
貧乏性の私は、ちょっとでも長く楽しみたい。
そして、できればお菓子にもつかってみたい。
ということで、
何度もレシピを読んでは、その手間に怖気づいては、長年スルーしてきた
「栗の渋皮煮」に挑戦してみることにしました。
格闘したのは1キロの栗です。
ただ、水につけて浮かんできたものは傷んでいる可能性があるので、よけました。
一晩、水につけてやわらかくなった(といってもかたいです)鬼皮を剥いていきます。
渋皮を傷つけたらそこから煮崩れるので、渋皮に傷をつけないように、丁寧に丁寧に…

途中経過~半分くらいです。
全部剥くのに1時間以上かかりました。
でも、だんだん慣れてきて…
どうやったら早く綺麗に剥けるのか、わかってくるもんです
鬼皮をむいた栗を、重曹を入れたお湯で4回ゆでこぼして、
きれいに灰汁を抜きます。
そのたびに、手で優しく洗って、固い筋や厚い渋皮を取り除いていきます。
灰汁がきれいにとれたら、お砂糖を入れたシロップでゆっくり煮ていきます。
最後にラム酒で風味づけしました。
そうやって、手塩にかけてできた渋皮煮です。一晩水につけるところをいれないで
6~7時間くらいかかりました。

う~ん、愛おしいです
煮あがった渋皮煮・・・ちょっときれいに撮ってあげたくなりました。

中がどうなってるか気になります。

最高のお茶請けになりました
