友野雅志の『Tomo俳句』 -6ページ目
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友野雅志の『Tomo俳句』
日頃書きのこしている俳句をのせます。好きなところだけお読みください。俳句の他、読書、ギター、詩、料理、絵、写真が趣味です。noteには下にのせています。https://note.com/mtomono
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ぼたもち
塩辛いぼたもち口に雨の中
虹の玉ひとつぼたもち苦さかな
ぼたもちのかなしみ隠し帰りたり
ぼたもち遥かに死見えて箸止まる
甘しかなし噛む歯は無しぼたもちや
春の河
TomoHaiku、春の河
星こぼす指かがやけり春の河
水面ゆらしきみの春のつぶやきや
川面絹のさらさら春ユーラシア
ドレス染め春の河コバルトブルー
春の河都市おおいたり銀の泡
春分の日
タンポポは魚座の泡へのぼりゆき
23度かたむく春にミモザ舞う
春分やブルーネグリジェ漂えり
脚透けて瓦からから駆ける春
林檎ゼリー春分の滴りけり
夜、魚の泡タンポポの丸さかな
終戦日
泥と死を靴ひかり行く終戦日
終戦日タバコとともに時過ぎる
終戦日ハンバーガーと歯の紅と
原爆しかたなしきみの終戦日
終戦日魚ながれる夜空かな
長崎忌
きみの声天でささやく長崎忌
長崎忌神の足跡まだ続き
長崎忌百合揺れる夢きみを呼ぶ
鐘管楽器天を割る長崎忌
きみ受けよ灯籠の我長崎忌
広島忌
鳥と風叫びつずける広島忌
広島忌天に新たなひかり待つ
きみがいる星探し生く広島忌
広島忌木々くぐりきみの声聞く
広島忌きみの笑顔の空にあり
あさがお
あさがおのかたさなめらか夜の泡
ひかり受けあさがお吹けり天の笛
キスきみのあさがお海の香りあり
西茜あさがおならびグラス鳴る
あさがおにあのねあのねと赤帽子
慰霊の日
星を吹く青ガラスなれり慰霊の日
慰霊の日鳥朝の空埋めつくし
慰霊の日風囁けどきみはなし
朝発ちしきみ香染む身慰霊の日
波と声引きつつひびき慰霊の日
夏至
夏至劔はしり裾よりしろい足
瞼閉じ青に抱かれる夏至のきみ
夏至花芯アドバルーン揺れ伸びて
星と陽と生まれくる夏至眠り入り
夏至天に濡れた足跡きみ帰る
桜桃忌
口と空星びっしょりと桜桃忌
桜桃忌罪をまとめて口ふくむ
桜桃忌ひとり欠けてガラス皿
桜桃忌天の振り子は遅くなり
神田川老い沿いあるく桜桃忌
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