友野雅志の『Tomo俳句』 -4ページ目

友野雅志の『Tomo俳句』

日頃書きのこしている俳句をのせます。好きなところだけお読みください。俳句の他、読書、ギター、詩、料理、絵、写真が趣味です。noteには下にのせています。https://note.com/mtomono

朝の地は枝垂桜で濡れており

まだ生きむ枝垂桜の肌触り

頰枝垂桜に染めて走り来る

枝垂桜雫を淡く染めにけり

くぐりゆく枝垂桜の万華鏡














花冷えや地をおおいたる天の銀

花冷えや肘窩に刺さる指ピンク

射手座とのぼりきみ見たし花冷えに

口合わせ移しとるきみの花冷え

目も指も言葉も透けり花冷えや













春雷朝の雫の蕾かな


春雷やひかり天に満ちあふれ


春雷や足は聞こえず赤い傘


春雷地にひびき紅はうすくひく


春雷や今朝の化粧ながしさり







春衣空を羽織りて魂透けて


大路を浮きながれ春衣静かなり


春衣背と胸まるく触れ銀の風


春衣触れし指は千切れながれ行き


春衣脚おおきくひらき星駆ける























神触れし木の芽はひかり溢れさせ

木の芽夢が沁みプリズムの朝

子のスカートまわり木の芽ロンドの輪

木の芽落つ思い晒され朝の青

生きんかな着飾った朝の木の芽喰む














花の陰きみのまるみの藍残る


花の陰消えしひと待ち地にキスす


花の陰地のさらさらに頰かさね


花の陰さらさらかさね揺れ沈みけり


花の陰夜にくぐりて身透けいく


既に無きひとの色なり花の陰















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春嵐グリーンドレスが駈けぬける

天の声聞こえぬ日あり春嵐 

枯れた身に色振り撒いて春嵐

春嵐バス待ちならぶコートの背

春嵐舌から舌へ花弁かな











春雨や胸までピンクおおわれて


春雨や時のつめたさ僧おおい


ちょっと待ってブラウスの蔭も春雨


傘は過ぎテーブル春雨の青に


春雨や銀の簾の揺れる朝















行きつ戻りつ時を待つ春の宵

春の宵声まで甘い色を帯び

春の宵袖にヴィトンかすかなり

春の宵過ぎし紅ワインの香あり

かなしむ生きる見分けれぬ春の宵
















そよ風に寝息さらさら清明や

清明や子オバーの歯で噛めるかな

屈原の歳指足らぬ清明や

清明や祖父ちまき二本ポッケ入れ

天地青肌いろいろの清明や