友野雅志の『Tomo俳句』 -22ページ目

友野雅志の『Tomo俳句』

日頃書きのこしている俳句をのせます。好きなところだけお読みください。俳句の他、読書、ギター、詩、料理、絵、写真が趣味です。noteには下にのせています。https://note.com/mtomono



陽だまりを時ゆるやかにさくらもち

さくらもち記憶あたたか遠くなり

眠りより覚め甘さありさくらもち

さくらもち風色かえて音かえて

さくらもちひとくちのみや昼ながし



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
{9B451789-50F9-4543-B6CC-C7D6E271C0C6}


いくつもの生死ならびて躑躅かな

水底に躑躅ひそかに残りたり

万華鏡躑躅くぐりて道つづき

老いの眠りを赤に染む躑躅かな

躑躅に髪からめながら林檎飴


にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ

{A55AF01F-AD98-435C-8316-61733D063675}


手で受けるもの光のみ放哉忌

放哉忌柱にもたれ柱なる

赤二葉頁でくだける放哉忌

天の青骨を染めたり放哉忌

放哉忌黙したままで闇になり




にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
{C1A9034B-B00E-44F9-AF8B-9326E2B5E949}



花時のかなしき色の眼のきみと

花時はピンクなるかな流れすぎ

花時は歩みに吹けりあたたかく

一夜にて花時の眼にみどり満つ

花時過ぎにけり朝の雨と鳥




にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
{70A7BDF4-F5BC-496E-928E-ED69788AB5D7}



豚と過去陽にひかりたる清明や

老いて声深きより聞く清明や

清明に海聞こえたり丸の内

清明におじいちゃん何処とちいさな目

清明のいなり二個食べ新橋へ



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
{D7FDF18F-A159-44B4-8150-058D14ACC24B}



花いろの川面を砕く銃の音

銃声や水すずしく血とかしたり

紅の葉の流れとなりたし銃の音

銃赤く極点で天ふるわせる

春夏秋冬凍土は名を求めず



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
{31E8F8DA-4FB9-4CBF-A074-07DC817B4812}



空と地は白蕾ピンクのイースター

イースター汚れた靴であるくみち

泣き声に知るいのちかイースター

イースターやわらかき風に手をにぎる

また生きんかな卵割りイースター



にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
{08A1793A-630D-4687-A3ED-F19D51B3FABE}



生き死にも万愚節のわらいひびかせや

万愚節きみにキスして死にたいや

笑い泣いてめくる一世紀万愚節

万愚節腕の痛さかんず世なりや

きみとわれ死して会わんと万愚節









にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
{9461BA0B-90C6-4796-BD7C-72CB8796000B}



やよい色通勤電車に香りけり

やよいめくれば素足のきみ音もなし

よろこびとなみだ伴なるやよいかな

地をおおうやよい優しさ裂ける空

やよいだって幼女はしろい耳をあて





にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ
{17B43B67-1247-4C67-A1D7-B92286C5E88D}



いのち吸い桜の天に透けてあり

青くなり桜のごとくきみ立てり

ひとの波桜とともにゆれており

口に触れ浅漬けかおる桜かな

桜くぐるコートをとりて時を知る




にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ