友野雅志の『Tomo俳句』 -14ページ目
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友野雅志の『Tomo俳句』
日頃書きのこしている俳句をのせます。好きなところだけお読みください。俳句の他、読書、ギター、詩、料理、絵、写真が趣味です。noteには下にのせています。https://note.com/mtomono
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迎え梅雨
迎え梅雨星と眠りを濡らしたり
赤に青大輪まわる迎え梅雨
藍の海地球浮かべる迎え梅雨
迎え梅雨葉の波流れ天流れ
傘の列地を静めたり迎え梅雨
青嵐
春嵐紙吹雪舞うざわめきや
春嵐足跡残さず空駆ける
目を閉じて立ちどまる角春嵐
西東都を通る春嵐
春嵐ささやきながら先に行き
巣立鳥
巣立鳥地球の重さの声を出し
付いて来る?幼稚園まで巣立鳥
巣立鳥こくりこくりの世を起こし
巣立鳥陶器の笛で日を過ごし
巣立鳥ゆらゆら揺れる太陽風
子どもの日
影伸びて畳にのびる子を待てば
子らの天ひびく笑みを鴉影
黴兜子の声聞かず半世紀
幼子やのぼりの鰭は天の音
泣き声や朝の窓とおる青帽子
春雷
春雷やきみをおくりし帰り道
赤蕾春雷にさらにひかりたり
春雷に静まる銀座紅の味
端に立つ翁どこむく春の雷
春雷や肩ふたつ裂き鎮まれり
春昼
きみの声春昼の陽をつつみたり
春昼や影もゆるりと角まがる
都にも春昼頰にひろがりて
春昼のここよりひろがるどこまでも
春昼や散る赤そのまま残しおき
春の宵
笑み黄色狐横ぎる春の宵
春の宵路地を湿らす声の紅
春宵ちらほらこぼれる天の河
酒まえに翁何待つ春の宵
春宵や赤子をあやす胸のごと
道
放哉山頭火焼酎談義薊傷
啄木やいつも天から春驟雨
海は蜃気楼吉郎地図刻む
サリンジャーライラックの香に乾きたり
菜の花の蝶と化しランボー渡る空
満天星の花
満天星の花妻の足音す
銀座ぬける風満天星の花
谺どこまでも満天星の花
満天星の花なかに月一輪
天と地を埋める満天星の花
月朧
月朧渡れば足に波の音
金ふりそそぐ香の髪や月朧
月朧頸に残るネックレス
メロン切るルージュの記憶月朧
翡翠ながれる並木かな月朧
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