いよいよ社労士受験生にとっての1年に1度のオリンピック、社労士本試験を迎えようとしています。

受験票、筆記用具、当日の服装(勝負服)、多めの交通費等の金銭、本試験会場までの経路の確認など、今から忘れ物がないように準備しておきましょう。

本試験当日の朝、目が覚めたときから勝負は始まります。調子のよい朝を迎えれば、難問が出題されても、大脳がしっかり働いて正解を導くことができます。ですから、本試験日の前日は絶対に無理をしないでください。社労士試験は午前と午後にまたがって丸1日行われる国家試験ですから、“心技体” が充実してこそ、よい結果につながるのです。
本試験当日の朝まで、毎朝目覚めたら、自分自身に気合いを入れましょう。

試験中は、出題者との対話を忘れないでください。難しい選択式問題に対しては、しっかり設問文を読んで出題者の意図を見抜くようにします。①から⑳の、又は4択問題の選択語句(選択数値)を見たくなりますが、それらを見るとかえって混乱してしまいますから、設問文をまずしっかり読んで、空欄に入りそうな語句又は数値を推測します。それから選択語句(選択数値)を見てください。「10円硬貨」と「10円銅貨」、「約半数」と「約2分の1」との微妙な違いなどをしっかり見抜いて、設問文の内容を書き込みながら想像力を活用しましょう。

合格者の本試験後の問題用紙を見せていただくと、見事なまでに汚ない(笑)。書き込んで書き込んで、無意識に大脳を活性化させているのかもしれません。手と大脳の神経は強く結びついていますから、手を動かすことを絶対に忘れないでください。択一式でも同じです。

今までは、自分の人生を変えるため、自分自身のために頑張ってきたと思うでしょう。でも、あなたは、本当は自分1人のために闘ってきたのではありません。将来、あなたの助けを必要とする誰かのために闘ってきたのです。あなたが合格するのを待っている人がいます。ですから、最後の最後まで諦めず、たとえ泥臭くても社労士試験を闘い抜いてください!