入院時の生活と、闘病中の方のご家族向けの話 | 統合失調症と共に生きる

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統合失調症の発症時、副作用や薬の記録をブログに書いています。最近は病状が落ち着いているので、日常の何気ない事もブログにしています。 発症してから回復までの様子をブログの初期に書いています。情報が欲しい方の役に少しでもたてればと思います。

統合失調症を発症してから、入院中の記憶がまだ少し残っていたので、

当時の入院中の様子について、忘れる前にまた書いておこうと思いますふとん1


今回は、本当かんなり長いので💦興味のある方に読んで頂けたらで大丈夫です。

特に今回は、闘病中の方のご家族の方に読んで頂けたら嬉しいなと思って書きました。

限定的な感じですが、ぜひお読み下さい🥺



今からもう8年も前の事になります。

少しでも参考になればと思います。




3か月の入院中、

私は状態が悪かったので、基本的に携帯電話の使用は不可でした。

(少しでも脳に刺激を加えない為です。)


これは私の場合、比較的調子が良く、大部屋にいた時でも同様。

人によっては携帯電話を持っても良い人もいたかもしれません。


それと旦那さんが、入院中の私にメモ帳を持って来てくれていて、日記や雑誌のレシピを書き写したりしていましたが、それも体調が悪い時はナースステーションに預けられていました。


今から書きますが、公衆電話を掛けるのもダメ。

とにかく回復には、刺激になるものを遠ざける事が最重要でした。



当時の日記を見ると、薬が強いためか、ぼーっとしているからか、基本的にはヨレヨレの文字。


文を考えながら唾液が垂れて、所々字が擦れています。旦那さんに会えない寂しさを書き綴ったヶ所は、涙で滲んでいます。


また入院中が暇すぎで、雑誌で料理紹介している所を一生懸命書き写している所も沢山あります。

退院したら旦那さんに作ってあげるんだと想像しては寂しさを紛らわしていました。



今振り返ると、当時はとにかく頭がぼーっとしていて、何かを考える事が一苦労。動作もかなりゆっくりでした。


しかしそうやって、強い薬の服用で統合失調症の急性期の、興奮し過ぎてしまう脳を休め、

また、刺激の少ない生活環境の中で、少しずつ安定に向かわせていたんだと思います。




あと、他に入院中の日中にしていた事を書こうと思います。



・(1つ目)

体調が安定している時は、午前と午後1回づつ、旦那さんに電話を許可されていました。

携帯がないので、毎回ナースステーションで購入したテレホンカードを受け取り、公衆電話で電話を掛けていました。


一回の電話時間はほんの数分でしたが、テレホンカードが切れてしまわないか、ハラハラしながら電話していました。

電話内容は、「おはよう」「お疲れ様」「仕事頑張ってね」「大好きだよ」くらいなもんでしたが、毎回電話の時間をすごく楽しみにしていました。


旦那さんの声を聞けるのが唯一の光。この時間がとても待ち遠しかったです。


このご時世、連絡手段が公衆電話しかない、というのは、当時の私にはかなり寂しくて辛かったです。


そんな中、当時、実家の父と母、妹が、それぞれ私宛てにハガキを書いてくれて、何通か送ってくれました。

特に妹のハガキには、かわいい猫の絵が丁寧に描いてあって、それは本当に癒されました。


もらったハガキは日記帳のポケットに挟んで、入院中、何度も何度も見返して、大事にしていました。本当に嬉しかったです。


急性期の患者さんのご家族様がいらっしゃったら、良かったら、些細なことでもハガキに書いて送ってあげてくれたら、きっととても本人の支えになると思いますよ😊



・(2つ目)

廊下をひたすら歩く。


入院中の暇な日中、体調が安定してくると、徐々に暇を感じ始めます。

どうしようもなく暇なので、少し運動しようと、長い廊下を永遠に行ったり来たり、ひたすらに歩いていました。

これ、他にもやってた人がいた様な、いなかった様な?

ただ入院中はスリッパなので、この時にすり足で歩く癖がついてしまいました。

退院後も数年はすり足の癖が抜けず、道端でしょっちゅうつまづく様になってしまいました。



・(3つ目)

白湯を飲みまくる。

暇な日中に、唯一摂取できたのは、水分です!

また、病院食だけではもの足りなくて、私はよく白湯を飲んで気分を紛らわしていました。


ただ、抗精神薬を服用の患者さんに時々居るみたいなんですが、水分の取り過ぎで水中毒になる方もいらっしゃる様なので、少し注意が要るかもしれません。

ご家族の方は確認のしようがないですが、一応、お気をつけ下さい。



・(4つ目)

週1の面会での楽しみ。

面会の時の楽しみは、旦那さんがマックやミスドを買って来てくれた事です。

大食いの私は、いつも病院食が少なく感じていたので、毎週面会の時にマックやミスドをリクエストしていたそう。ミスド食べたのは全く覚えていない驚き


ただ、一緒にマック食べたのが美味しかったなとは、薄っすらですが記憶しています。


私の場合、面会時間は1時間。また、旦那さんの仕事の都合もあり、会えるのは週1か時々2。

僅かな時間でしたが、旦那さんに会えるに加え、お腹も満たせて、毎回心も体も癒してもらっていました。


また、仲の良かった入院友達は、私より状態が良かったから、ご両親が毎日の様に面会に来ていました。

元々笑顔のかわいい子でしたが、ご両親が来てくれた時は、さらにとびっきり嬉しそうな笑顔が印象的でした。沢山会いに来てくれていいなぁ、と、いつも羨ましく思って見ていたのを覚えています。


それと、他の子でだいぶ調子の悪そうな子が1人いました。その子は普段一切笑わない、喋らない子でしたが、家族が面会に来た時だけは、別人かと思うくらいに笑顔が溢れて、とても嬉しそうに笑って話していました。

家族が会いに来ると、こうも変わるのだなぁと、毎回様子を見ては驚いていました。



やっぱり入院中って、周りにどんなに人がいても、それぞれ孤独を感じでいたりするもんです。


家族にとっては、面会に行くのが時には億劫だったりする時もあるでしょう。

だけど、入院してる側からしたら、その面会の僅かな時間が、何にも変え難い本当に大切な時間だったりします。

出来たら、会いに行ける時は行ってあげて下さい。

だけど、ご自身のメンタルが病みそうな時は、無理なさらず。難しいですね💦


いつも支えて下さっているご家族さん、本当にありがとうございます。




っと、長い長い話でしたが、今回急に書きたくなった事はこれくらいです。


お付き合い下さった方は、お読み頂きありがとうございました!



統合失調症になりたての方や、ご家族の方、大変な時をお過ごしですよね。


わからない事だらけで、不安がいっぱいあると思います。


大丈夫。時間が要りますが、少しずつですが良くなって行きます。


孤独を感じてしまう時は、またブログの世界に来て下さいねニコニコ


それでは、またちょうちょちょうちょ