2026年8月1日(土)
今日は、成年後見人とのやり取りについて書こうと思います。
妹の成年後見人が選任されたのは、市長申立てによるものでした。
私は、「まずは妹のことを知ってもらいたい」と思っていました。
妹は重度の知的障害があり、35年以上、家族と一緒に生活してきました。
好きなこと、苦手なこと、不安になること、安心できる関わり方。
そうしたことは、長い年月を共に過ごしてきた家族だからこそ分かる部分があります。
そこで私は、両親の了承を得て成年後見人へ連絡をしました。
「一度お会いしてお話しできませんか。」
その時の返答は、面談は難しいというものでした。
後見人の先生は、
「家族の方が長く一緒に生活されてきたので、コミュニケーションを取れていたのだろうとは思います。」
という趣旨のお話もされました。
つまり、家族が妹をよく知っている可能性は理解されていたのです。
一方で、
「できれば書面でいただいた方がありがたい。」
「仕事もあり、時間を割くのが難しい。」
という理由から、直接話を聞く機会は設けられませんでした。
その後も、私たち家族が妹について直接お話しする機会はありませんでした。
私は今でも考えます。
本人の利益を守るためには、できる限り多くの情報を集めることが大切ではないのでしょうか。
行政の情報。
施設の情報。
医療の情報。
そして、35年以上一緒に暮らしてきた家族の情報。
どれか一つだけではなく、すべてを踏まえて考えることが、「本人の利益」につながるのではないでしょうか。
私は、家族の意見をそのまま採用してほしいと言っているわけではありません。
ただ、一度も話を聞かれることなく、重要な判断が進んでいくことに疑問を感じています。
家庭裁判所へ相談した際には、
「後見人の裁量です。」
という説明を受けました。
もちろん、成年後見人には専門的な判断が求められます。
しかし、その裁量は、本人を理解するために必要な情報収集を行った上で初めて成り立つものではないでしょうか。
私は今も、その答えを探し続けています。
妹へ
「お誕生日おめでとう。今年も健やかで、
笑顔あふれる1年でありますように。」