民安ともえが迷子だった件について、顛末。 | 民安ともえ オフィシャルブログ 「日々の民安」 Powered by Ameba

民安ともえが迷子だった件について、顛末。

前ブログで万事休したまま8日もたってしまってごめんなさい、
民安ともえです。
その間にイベントがあったり、
自分にとっての重大発表がツイートであったり、
で、またライブ出演したりと慌しく過ごしていました。
イベントでお会いした皆様ありがとうございました!
心づくしの贈り物も、美味しく戴いたり有難く使わせて
戴いております。

丁度火曜深夜に台湾でのロケも
じゅうはちキン!に出たところですね。
初日の終了時間は、あのED収録後に足つぼにいって
撤収夜3時でした。台湾は眠らない街ですよ。

そして迎えた翌日の深夜、
ブログの前記事の通り迷子になった訳です。

道を間違え、建物の目印を間違え、
持っていたホテルの地図を歩いているうちに落とし、
誰とも連絡が取れなくなった雨降る深夜1時。

まずは、周辺を歩き回ってみました。もしかしたら
知ってる地形が出てくるかもしれない。
何しろホテルの周辺徒歩20分圏内は結構歩き回っていたのです。

結果、無理。
深夜の町外れはネオンもなく予想より暗く周囲なんて見渡せません。

そうだ私は、ホテルの名前をしっている!
タクシーの運転手さんに言ってみよう!!

手を上げタクシーを止め、運転手さんに
民「エクスキューズ、ユーノウ、ホテル○○ー○?」
運転手「・・・(不思議なものを見る目で半笑い)」
民「・・・そーりぃ・・・」

ダメです。多分なんかおかしな事をいってるぽいです。

まあ最悪の場合。
日本に帰る時間はわかっているから、
夜が明けたら松山空港で皆を待ってれば良いんじない…?
そろそろ眠くて疲れてきたからとにかく光のある方へ行こう。

しばらく歩くと、

・・・!!

大きい交差点のハス向かいに、お店の明かりが。どうやら花屋さん。
そこに「24h」の文字。

これは!!絶対誰かいる!!
しかも24hやってるお花屋さんなら配達の為に周辺地図が
絶対あるんじゃない?
もしかしたらホテルの名前言ったら場所わかるまでありえるんじゃない???

浮き足立って横断歩道を渡り、
花屋さんに飛び込みました。中には髪をひとつに結んでめがねをかけた
真面目そうなエプロンつけたお姉さんが。

民「エ、エクスキューズミー!アイウォント トゥマップ!ユー ハブア マップ?!!」
店員さん「・・・・マップ・・・・?ワイ??」
若干変な事をいってる気がするし、すごい怪訝な顔されてるけど
けれどもうなんとかするしかないぞー!

通じなくてオロオロしている私に店員さんが一言。

店員さん「・・・アァ、ユーロス?」

民「・・・・??・・ゆーろす?」
店員さん「イエ、ユー、ロスッ?!」


ゆーろす。ゆーろす、ゆーロス
ユーロス…ユー、ロ ス ト。

あなたは、迷子?

わかった!!迷子か聞かれてるんだ!!

民「イエス!!アイム、ロスト!!!(満面笑顔)」
店員さん「オケィ、ウェイ」

店員さんは机に戻るとパソコンを立ち上げます。
英語で何かを聞かれました。お、これはホテルの名前を聞かれてる?

民「プリーズ、ギブミー、ペーパー!」

さっきタクシーで通じなかった経験を踏まえて、
覚えていたホテルの名前を書きます。漢字だから覚えていたのです。
さっきタクシーでもやれば良かったけど
なんか半笑いされて心がくじけたので(汗)

店員さんはインターネットでホテルの名前を入力、
電話番号を確認、ホテルに電話をかけてくれました。

店員「ヘイ、ルームナンバー?」
民「あっ、シックス ワン ジロ!」

ホテルの人に私の名前と部屋番号を伝えながら話してくれています。
店員さんはホテルの住所をメモしています。

店員「ユーハブ キャッシュ?」
民「いえす!アイハブキャッシュ!」

そこからの話をつれづれ聞き取ると、
今から電話でタクシーを呼んであげるから
それに乗って帰るといい、
少しここで待ってなさい、

と言ってくれているようです。

民「サンキューーー!!(泣)サンキューベリーマッチ!」

それからタクシーが来るまでの間、店員さんにお店の名刺を渡され
電話番号にラインを引いてもらって、
何かを言われていたのですが何回聞いても理解出来ず
そのままタクシーが来ました。

店員さんはタクシーの運転手さんにもちゃんと行く先を
言い含めてくれています。
私にもホテルの名前と住所のメモをくれました。

民「サンキューー!サンキューー!!」

それからや7~8分走って、タクシーは無事宿泊していたホテルに
付きました。うわあぁぁぁん。涙。
結構違う方向に歩いちゃってたんだなぁ・・・。

運転手さんにもお礼を言いおつりはそのままお渡しして頭下げて
ホテル受付へ。
部屋番号を言うと、受付に日本語が出来る人が来てくれていて
「ああ、無事に戻られたんですね、よかった」と。

すみません!ご心配をおかけしました!!!!

部屋に戻ってメイクを落とすと、ばたりと眠り込んでしまいました。

翌早朝。無事に部屋で8時起床。
よかったよかった・・・(涙)



そこで、急に色んな事に気が付きました。

昨日はなんだかテンパって疲れていたので気が付かなかったけど・・・

帰った時、
受付に日本語がわかる人が待っていてくれたのは、
あのお花屋さんがただホテルに住所を聞いてくれただけじゃなくて

「今からそこの610に泊まっている日本人が帰るから
無事戻るのを待っててあげてくれ」
と言ってくれていたからだと。

更に、急にあのお店の名刺で何を言われていたか。

「無事に帰れたら一本電話をちょうだいね」

だったのです。あーー、そうだ、だからあんな風に、

しまった、私はあの人の名前すら聞いてないじゃないか・・・・・・!!!!!!


なんて、もう、
まわりが見えてなかった夜だったんだろう。
あんなに親切にしてもらったのに・・・
あの店員さんは自分のシフトが終わるまで電話待っててくれたのかな…

は、恥ずかしい・・・!!!
恥ずかし日本人・・・!!!!!

反省…。

ふと電話を見ると、つい先ほど通訳の秀君から着信。
あーー、昨日の深夜に電話したから
今起きて電話くれたのかな??

折り返し電話をかけると

秀「・・・ふぁ・・い」
民「あ、あれっっ??あの、あれっ、起こした??」
秀「だいじょーぶー、どうしました?」
民「あの、今電話くれたよね?」
秀「かけてないよー?」
民「あれっ、ご、ごめん??!!」

これは後からわかることなんですが
この時私の携帯に残っていた着信は
井口さんが皆で朝ごはんいくよー、と連絡の電話を
くれたものだったのです。
私の台湾で使える携帯はなぜか、
番号は通訳の秀君のしか登録されていないのに

かけると秀君につながり
井口さんがかけてくると履歴が秀君で残るという
不具合が出ていたのでした。あれは何故だー。

それにしても10時になるのに井口さんから連絡がありません。
部屋に館内コールしてみたところ誰も出ません。

念のため持ってきていたau携帯をトランクから引っ張り出して
井口さんの番号を呼び出し、使える方の携帯でコール。

民「もしもし」
井「あ、民安さん、起きました?」
民「えっ、起きてましたよ?皆いないけどどうしたんですか?」
井「あれっ、さっき電話しましたよ?!皆朝ごはんに来ていて
もう食べ終わるトコです」
民「えーーーー(涙)!!電話、なかったですよ?
というか、私の部屋の前通ったんじゃないですかー、
コンコンしてくれてもー」
井「迎えにいきましょうか?」
民「うう、いいです・・・うわーん」

なんだか昨日からの一人ぼっちの心細さがまた込み上げて
さっきの反省はどこへやらいじけた私。
だってこの時は本当に電話もらっていた事も
わかってなかったので・・・。

民「もーいーです・・一人で食べに行きます…半泣きです、うわーん」

荷物をまとめてフロントに預けて一人で朝の街へ。
ホテル前のパン屋さんで朝ごはん。

天気良くなったなー・・・
パンおいしーなー・・・
カフェオレでかいなー・・・
飲むヨーグルトになんかつぶつぶはいってるなー・・・。

次の集合時間まで、1時間あります。


そうだ。
昨日のお花屋さんにお礼を言いに行こう。
お礼を言いに行くなら何か小さいお菓子とか持って行きたいな。
でも名前もわからないし
多分もういないだろうし、
うーーんうーーーんでも行こう!!
お花屋さんの名刺あるから住所はわかるし!!
無事に帰れました、ありがとうと伝言しに行こう!!

そうと決まれば!!

いそいでカフェオレを飲み干して
小さいプレゼントを用意して
タクシーを捕まえてお花屋さんの名刺を見せて。

民「プ、プリーズ、テイクミー、ディスアドレス・・・!!」
運転手さん「・・・」
民「・・・(不安)お、オケー・・??」
運転手さん「オッケー!!」

やった!!よかった!!

ほどなくタクシーは昨日のお店に付きました。
お店の中には三人の女性店員さん。
でもやっぱり昨日の女の人はいません。

なんて伝えるべきなのか、
とりあえず行っちゃえ!

お店に入り・・・

民「エクスキューズ!」

昨日迷子になった事、
この店の人に助けてもらった事を伝えます。

店員さん「・・・・・?」

ぜんぜんつたわりません・・・・!!!

文字で書きます。伝わりません。絵で書きます。伝わりません。
別の人が呼ばれます。伝わりません。あーーー、私のバカ!
英検二級持ってたのにどんだけ退化してんだよう。

そうだ!!

秀「はーい・・?」
民「秀君!度々ごめんよう!あのね・・・」

通訳の秀君に電話をかけて昨日の事情を話し、
更にお店のお姉さんに話を伝えてもらいました。

そこでようやく事情が伝わりました!!!

似顔絵を描いて、この人に渡して欲しいと
小さい包みを託しました。
お店の人が、包みの上にメッセージと名前と電話番号を
書きなさい、とペンをくれました。

名前、電話番号、それから

Thank you very match!! for your help

とメッセージを一言添えてお店を出ました。

そろそろ集合時間です。
急いでタクシーで戻ります。
井口さんにあったらさっきいじけてすみませんと言わなくちゃなー。

ちなみに
預けたものは小さなハンドクリーム。
お花屋さんは手が荒れるらしいし、
丁度近くのお店に桜の香りのハンドクリームがあって
「japanese cherry brossom」
と書いてあったので、お世話になった日本人だと
わかってもらえるといいなと思って。

本当にお世話になりました!!

これが迷子の顛末です。ダメな私と
やさしい台湾の人なのでした!!