泣いてしまった
遅いご飯の後
途中まで読んでた『さくら色』を最後まで読みました。
途中何度も泣きそうになりうるうるしてたので大変な不審者私です。
これは映画『オカンの嫁入り』の原作。
映画の帯がついてたからもう娘が宮崎あおいさん、オカンが大竹しのぶさんでリアルに脳内再現できます。
何より大竹さんのキャストが原作のオカンの表記そのまんまで大竹さんをイメージしながら書かれたのかなと思ったりしました。
お母さんが年をとってから嫁にいくというのはつい数年前私も体験したことで
どんなドタバタ話だろうなと気軽に手に取ってみたんですが
この作品の中には
本当にたくさんの不運や、許せない事や、うまくいかないこと、苦しくて苦しくてたまらない理不尽がつまっていて
生きていくことのつらさを考えさせられてしまう部分もありました。
映画的にいってしまえばドラマティックな、
理不尽に襲われたときどうやって生きていったのかというお話が沢山出てきます。
でもそういう部分で泣いたりしたけれど
関西弁の一人称がすてきだなぁと思いながら読めました。
とりあえず
会おう会おうと言われていたのに暇になったらねと言い続けて断ってた母に
読んですぐにメールして
会う約束したりして(笑)
(メールが下手だった母からちゃんと改行されたメールがきて驚いた)
『さくら色~オカンの嫁入り~』後日談もあわせて文庫がでています。
興味が向いたら手にとってみて下さい。