金沢で見つけませんか、セカンドライフの理想の暮らし 「ともだち村」 -10ページ目

金沢で見つけませんか、セカンドライフの理想の暮らし 「ともだち村」

シニアの単身者用集合住宅「ともだち村ハウス」と地域サロンが集まった「ともだち村」での近況などについて書いていきます。

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

昨日、白山比咩神社へ友人と初詣に行ってきました。
参道の階段をずっと上っていくのですが、私はこの道が大好きです。
鬱蒼としたなかにも厳かでピンと張りつめた空気感が、心の垢を洗い流してくれるように思えるからです。
いつもだともう少し早めに初詣に行くのですが、休み最後の日に行くのも良いものです。
心の垢を洗い流して、心機一転、今年一年頑張ろう!っていう気持ちで出社できましたから。休み最後の日の初詣、なかなかオススメです。

題名のない子守唄

師走まっただ中、慌ただしいにも関わらず、やっぱりいい映画は観たいのです。
「ニュー・シネマ・パラダイス」のジョゼッペ・トルナトーレ監督の最新作が「題名のない子守唄」

予告編から想像した内容を見事に裏切っています。
ミステリアスな主人公イレーナ。
揺るぎない、固い決意があるからこその行動の原因は何なのか…
次々と明らかになっていくイレーナの過去。

女性にとって、こんなつらい人生があるのかと絶句してしまいます。
しかし、だからこそ私たちが今送っている平凡な人生が、どれだけ奇跡的で素晴らしい物なのかを教えてくれます。
いのちの食べ方

昨日「いのちの食べ方」というドキュメンタリー映画を見てきました。
私たちが毎日食べている食べ物がどういう風にして作られているかを追った映画です。
ある意味ショッキングでした。

いのちの食べ方2
広い畑に散布される農薬。
写真は飛行機で散布されているシーン。
それとは別の散布シーンでは、農薬を撒く器械の大きくアームを伸ばす様が、まるで大きな翼を広げる巨大な怪物に見えてくる。

いのちの食べ方3
鶏も卵から生まれたばかりのひよこがベルトコンベアーで運ばれる。
その扱いも物が吐き出されるように。

またシーンは変わり魚の加工工場。
魚を三枚におろし内臓を吸い込む器械も同様に意思を持った生き物に見えてくる。

本来なら命のある牛、豚、鶏、魚、野菜たちが物に見え、器械が生きているように見える逆転現象。
豊かで便利な生活と引き換えに、何か大切な物が欠落してしまったように思えました。
命の大切さ、自分たちが食する命に対する感謝の気持ちを持たなければ…と思う映画でした。



小物づくり教室

ともだち村ハウスで行なわれている「小物づくり教室」
パッチワークでバラ模様を作り始めているところです。

生徒A「先生!配色がうまくいかん!見て~」
先 生「これだとお隣さんと一緒やから、違う色使った方がいいよ」
生徒A「でも、良い布持ってこんかった~」
生徒B「だからさっきから私の使っていいって言っとるがいね」
先 生「初めの方は色が少ししか見えんから、布もちょとでいいよ」
(先生、生徒Bの持ってきた布を少し切る)
生徒A「他人の布やし、先生もっといっぱい切ってもいいわいね」
(全員笑い)
こんな会話が飛び交い、笑い声が絶えません。
見ている私まで笑ってしまいました。

笑いながら、楽しみながら、作品が出来上がっていくんですね。
どんな作品ができるのか楽しみです。
長江哀歌

ジャ・ジャンクー監督(中国)、ベネチア最高賞受賞作品。
2600年の歴史を持ちながら、ダム建設によって水没していく運命にある古都・奉節を舞台に「妻子を捜す男」と「夫を捜す女」の物語。

「万里の長城」以来の一大国家事業といわれる長江・三峡ダム建設。
破壊される街、人々の暮らし、雄大な自然…それと引き換えに得るであろう便利な生活。
何事にも一つの物事が起きるとき、いろんな立場の人がそれぞれの感じ方をする。

「夫を捜す女」は過去を清算し、新しい未来へ踏み出そうとしている。
「妻子を捜す男」は過去を受け入れ、妻子と共に再生の道を選ぶ。

ダム建設で変わりゆく歴史や自然と、それぞれの人生の選択がスクリーンで映される光と影。

じんわりと心にしみる作品。
めっきり寒くなりました。
ついつい寒くなった体を温める入浴タイムは長くなってしまいます。
ですが洗い場の床はかなり冷えます。

ともだち村クラブには露天風呂気分を味わえる石貼りのお風呂があります。
天井がガラス張りで、壁にも大きな窓があります。
明るく開放的ですが、冬場はどうしても寒くなります。
特に洗い場での足下はかなり冷えます。(多分タイル貼りの浴室はほとんどそうです)
そこで洗い場の床に床暖房を入れました。
個人的にも浴室洗い場の床暖房は切実に欲しいところです。
ともだち村を活用されている皆さんが快適入浴しているといいなと思っています。
ともだち村を設計するにあたり痛感したことは、学んだ事、経験した事、そして建物以上に人生設計が大切だという事です。

そこで「50代のシングルライフの過ごし方」の小冊子を作りました。
人生設計の参考になれば幸いです。

お申し込みはホームページからお願い致します。
改装の現場で、既存の幅の狭いクローゼットを再利用するのですが、以前ついていた扉が使い勝手が悪く、お客様は外してカーテンをつけて使われていました。

今回は古民家風の内装になるので、ここのところは『私に任せて下さい』とお願いして、アジア雑貨店で売っているイカットハンガーを購入。
目隠しの布を探し、ともだち村で小物作り教室の先生に「布がまくれている感じで」とお願いして作ってもらいました。
ベースは茶色の絣柄。アクセントに黄色のベースに花柄の生地を持ってきました。
サイズももちろんぴったり。
お客様にも大変喜ばれました。

この仕事、やってて良かった!と思える瞬間でした。
こんな積み重ねが大好きです。だからこの仕事、やめられません。

のれん
昨日、ともだち村クラブに遊びに行きました。
そこでお茶をしていたのですが、スタッフの方がお話ししながら枝と緑と赤のリボンを持ってきて何かを作り始めたのです。
何をするのかな~と思っていたら、クリスマス用の壁の飾り。
枝を三角に組み、麻ひもとリボンで結んで完成。
簡単なんですが、これに雪に見立てた綿を頭の透明な押しピンで留めたり、売り物の匂い袋をバランスよく引っ掛けたり…なかなかかわいいものに出来上がりました。

スタッフの人だけでなく、そこにいたお客さんまで参加しての飾り作りは、自然な友達の和ができて良いな~なんて思いました。

クリスマス飾り
私たちの会社はSHCCが建築施工をし、イデア建築デザイン事務所が建築設計をしています。
なので、設計施工とやる事がほとんどなのですが、設計のみの仕事もあります。
一昨日の土曜日は住宅設計をさせていただいた住宅が完成したので、その見学に行ってきました。
お客様には『かゆいところに手が届く、本当に使い勝手のよい家になりました』とおっしゃっていただきました。
やはりお客様に喜んでいただき、笑顔でその家に暮らしていただける事が、設計する者に取っては最大の賛辞です。
この仕事をやっていて良かったと心から思える瞬間でした。