日頃よりお世話になっている皆様には、ご心配をいただいています。

今回の件でのお騒がせに対するお詫びを申し上げます。

また、今回の件では浅尾慶一郎幹事長は、「外部の弁護士2人と会計士1人も入れて使途を検証する」「足りなければ政倫審も排除しない」との見解も会見で発言しています。

また、党幹部からも国民に不信感を与えた責任をとるべきだという声もあるところですし、

私どもの所属する みんなの党神奈川県総支部からも資金の使途を含め、早急に明確な説明を求める旨の「要請書」の提出を行ったところでもあります。


浅尾幹事長のおっしゃるように、党内からもしっかりと検証を行い、違法性があろうとも無かろうとも、公党の代表として国民の皆様に丁寧な責任を果たすことが何よりも大切だと考えています。

「政治と金」という言葉を聞くと、汚いイメージが先行しますが、皆様にはこういった問題の背景についてもご推察いただきたいと思います。

私自身、公党の中でみんなの党がもっともしがらみのない政党だと思っています。

今後ともご意見とご鞭撻をよろしくお願いします。



先日、代表のDHC会長からの借り入れについて、みんなの党メールマガジンにおいて、渡辺代表のコメントがありましたので、転載させていただきます。


~以下転載~

 この度は、私の個人借入の問題でお騒がせをいたし、深くお詫び申し上げま
 す。DHC吉田嘉明会長からお借りしたお金は、党勢拡大のために党に迷惑をか
 けることのないよう、私が純粋に個人としてお借りしました。選挙資金とし
 て融資の申し込みをしたというメールが存在すると報道がありました。私の
 方で確認できていませんが、たとえそれがホンモノであったとしても法律違
 反は生じません。

 一般的に、党首が選挙での躍進を願って活動資金を調達するのは当然のこと
 です。一般論ですが、借り受けた資金は党への貸付金として選挙運動を含む
 党活動に使えます。その分は党の政治資金収支報告書に記載し、報告します。

 党首が個人の活動に使った分は、政治資金規正法上、政治家個人には報告の
 義務はありません。そのような制度がないということです。個人財産は借金
 も含めて使用・収益・処分は自由にできるからです。

 猪瀬直樹前東京都知事のケースは、自分の選挙資金として借りたのに報告し
 ていなかったというものです。私の場合、私個人の選挙運動のために借り入
 れた資金ではありません。ここが猪瀬氏と根本的に違うところです。私は自
 分の選挙にも借入金を使ったことがないので、私の選挙収支報告書には載っ
 ていないだけです。党に貸し付けた分は、2012年分の党政治資金収支報告書
 に2.5億円きちんと掲載されています。

 私が政治家個人として使った中には、党が躍進するためにどうしても必要な
 支出もありました。政治資金を使えない出費もたくさんあります。5年前、私
 の個人資産はもっとたくさんありましたが、今はスカンピンです。借金の元
 本返済は「お金ができた時でよい」と吉田会長がおっしゃるので、その言葉
 に甘えて今は金利だけ払っております。今後、資金工面ができ次第、返済は
 して参ります。

 今年の1月になってから吉田会長から頻繁にメールを頂くようになりました。
 吉田会長の言っていることは、「結いの党の会派離脱を認めよ」、というも
 のでした。正直私は驚きました。国会内の会派の問題まで口出ししてくるの
 は間違いなく、結いの党・江田代表と相談の上のことだと理解しました。

 水野参議院国対委員長と合議の結果、参議院でも会派離脱は最終的に認めた
 わけですが、その次に吉田会長から来た話は、「なぜ予算委員会の3名の委員
 を独占するのか、結いの党に一人分け与えるべきである」、ということでし
 た。それができないのであれば、自分としても考えるところがあり、今まで
 支援をしてきたことを江田さんにも話し、世間にも公表する、というもので
 した。

 みんなの党にとっては、「増税の前にやるべきことがある」というのは一丁
 目一番地の話です。それで選挙を戦い、有権者の皆さまから議席を頂きまし
 た。我々は結いの党に対して、増税を前提としない増税凍結を前提とする予
 算修正動議を一緒に出す提案をしました。しかし残念ながら衆議院段階で結
 いの党が選んだのは、「増税を前提とした」予算修正案を維新と一緒に出す、
 ということでした。“誰と組むか”の前に“何をやるか”を徹底して突き詰
 めるのがみんなの党です。増税凍結、増税の前にやるべきことがある、とい
 うアジェンダをもって戦った結いの党の皆さんが、よりによって増税を前提
 とした維新の修正案に乗ってしまいました。“何をやるか”よりも“誰と組
 むか”を優先した結いの党に対しては予算委員を割譲することを止めた、と
 いう経緯です。

 吉田会長は再三にわたり「言うことを聞かないのであれば、渡辺代表の追い
 落としをする」、と言っておられたので今回実行に移したものと思われます。

 大変残念でございますが、私も政治家・議会人としての矜持がございます。
 国会の中のこと、政策、路線といったことについて、多額のお金を融通して
 頂いた方でも譲ることができない、一線があります。

 現在、私の通帳を、弁護士であり我が党の倫理委員長である三谷衆議院議員
 に、法に触れるような支出があるのか調べてもらっています。猪瀬氏はキャ
 ッシュで受けとっていますが、私の方は銀行口座を通じての振り込みです。
 つまり、ほぼどういう具合に使ったかがトレースできるお金で、裏金ではな
 い、ということです。私には一点の曇りもありません。吉田会長からはあり
 がたいことに個人献金もいただいています。これは政治資金の口座に頂いて
 います。借入金については全く別の個人口座であり、私が自由に使用・収益・
 処分できるものです。三谷議員の調査などを踏まえしっかりと説明責任を果
 たしてまいります。

 今回の騒動の本質はみんなの党から分かれた江田憲司氏の結いの党が仕掛け
 た権力抗争です。それゆえ吉田会長は私に代表辞任・議員辞職を迫ってきて
 いるのです。吉田会長のメールには「江田さんの話では」とか「江田さんに
 聞いたら」とか「江田さんに話しました」などという表現が出てきます。連
 携プレーであるのは間違いありません。

 東京地検に告発状を出した元都議は、都議選でみんなの党から出る話もあり
 ましたが、選考でもれた人です。同氏の周辺には江田憲司氏の元秘書やみん
 なの党を離党した区議などがいます。

 結いの党は各地でみんなの党地方議員に離党勧・誘引き抜き作戦を行ってい
 ます。日本維新の会の小沢鋭仁国対委員長は「これで野党再編がやり易くな
 る」などと公言しています。

 みんなの党は次の選挙目当ての野党再編などという小さなことではなく、自
 民党を巻き込んでテコの原理で政策の実現をはかっていこうと路線をとって
 きました。こぢんまりとした野党再編かもっと大きな日本の進路を決める大
 きな政界再編かの争いが根底にはあるのです。

 理不尽なスケープゴート祭りは必ず、潮目が変わります。その時が反転攻勢
 のチャンスです。私はブレない・曲げない・崩れない、のみんなの党精神で
 今後も邁進して参ります。今後ともご支援のほど宜しくお願い申し上げます。




以上。