昨日の都心部再生・公共施設再整備等特別委員会で本庁舎建て替えに伴う総事業費の変更および計画の報告ありました。

建替えについての経緯ですが、本市の市庁舎は現在の本館が築60年、東館が築50年をそれぞれ経過しており、老朽化が進んいます。
また、平成3年度に実施した本館及び東館の耐震診断調査では、本館の剛性バランスが悪く強度も低い実態や東館の耐力不足も明らかになっています。

そういったことで2014年度中に設計を終え、15年度の着工、17年度完成を目指して計画が進んでいますが、昨日の委員会にて総事業費が従来計画の120億円と比べ約1・6倍の188億円になる見通しが明らかになりました。

その理由としては地下に駐車場および市民広場をあらたに整備することや既存の新庁舎と本庁舎を結ぶ歩道橋の拡幅、消費税の増税・オリンピックを控えての建設資材費や工事にかかる労務費の高騰などが主な要因です。

建設費についてですが、㎡単価として35万円~37万円程度となり、他市の建て替えにかかる建設費用と比べましても同等程度となる見込みです。

188億円の財源の内訳では、国庫補助金として1億円、起債で125億円、一般財源から庁舎整備積立金の62億円。

私の考えですが、市庁舎の建て替えは老朽化ということのみならず災害時の拠点整備という観点からも必要なことです。

今回の188億円という額については、社会的要因として増額を余儀なくされることについては仕方がない部分があると思っています。

計画図をみましても豪華な計画となっているわけではありません。

しかしながら市民の皆さんに理解していただくためには、建替えにより外観内観の変化だけでなく、建替えたことにより使いやすさや便利さがどのように変わるのか、災害時にどのように機能して市民の皆さんを守るのか、建設費による将来的な財政的影響などを丁寧に説明していただくこと。

また可能な限り建設費用の圧縮するための努力をどう行うのか、さらには新庁舎完成後の運営コストの削減施策についても併せて具体として示していく必要があると思います。


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