本日は私の一般質問でした。

色々と質問しましたが、主だった質問は以下です。

・藤沢駅周辺のキャッチ行為の具体的な現状把握について
・毎月1回実施の放射線測定の定点測定外である学校・幼稚園保育園などの測定について。
・辻堂浄化センターの焼却汚泥の保管猶予について
・宮原の堆肥化センターの経営状況および堆肥の放射線測定とその安全性PR


まず、
1点目の駅周辺のキャッチ行為について。
藤沢駅周辺のキャッチ行為などは県条例で禁止されていますが、藤沢駅周辺では近年増加し、体感治安が悪くなってきています。
そういった観点から6月議会の一般質問で取り上げ、具体的な数値の把握を要望したところです。
本日、その結果を質問したところ、藤沢駅周辺では平均21人が県条例違反のキャッチ行為をしていることがわかりました。こういった具体的な数値把握が非常に大事であり、継続して現状把握を努め、状況次第で対策を協議していくという本市の見解をいただきました。
私も行政とともに今後の経緯を注視していきます。

2点目の学校・保育園・幼稚園の放射線測定について。
いままでは市内13地域に分け、特定の学校、幼稚園、保育園のみの少数定点測定です。
私は、この限定的な測定では、測定対象でない学校幼保育園にお子さんをもつ親御さんの不安は解消できないと考え、一般質問させていただきました。
本市答弁では、定点測定リストではない市内の学校などが測定を希望すれば職員を派遣し測定実施するという見解をいただきました。これは大きな進歩です。

3点目の浄化センターの焼却汚泥について。
いま、多くの自治体で放射能汚染された焼却灰の行方がないことが大きな問題となっています。
実は私たちに一番身近な放射能問題はこの汚染焼却灰の行方なのかもしれません。
本市においても汚染焼却灰の処理方策がなく、現在は辻堂浄化センター敷地内にて保管しています。
国は指針を示しているものの、焼却灰の放射線セシウムは1kgあたり8000Bq以下であれば最終処分場に埋立てできるから、あとは地域と相談してよ。という内容の無責任で非現実的なことを言っています。よって、各自治体は処分できず、保管するしかない状態が続いているわけです。
一般質問では、あとどのぐらい焼却灰を保管できる猶予があるのかを確かめましたところ、本市では今年度いっぱいは辻堂浄化センターで保管する余裕があり、その後は保管施設を建設し、随時そちらに保管していくとの内容の答弁でした。とりあえずは今しばらくは猶予があるということですが、早期に国に対し埋立て地を用意するよう他自治体と強く意見していくべきだとお伝えしました。

4点目の宮原の堆肥化センター(湘南エコセンター)について。
こちらの施設は議会でも度々その問題を指摘されている大赤字の15年間のPFI事業であり、前の代表企業の撤退を受け、今年1月に新たにSPCの代表企業が交代しましたので、その経営状況などを質問だせていただきました。
ここに全てを書くのは相当な長文になりますので、簡単にポイントを整理しますと以下になります。

・1月~6月までの累計赤字は約8100万円
・年間の堆肥収入見込みは4000万円を見積もっている
・再び代表企業が撤退になった際は市が直営を視野にいれている
・堆肥の放射線は不検出であった

といったところです。
この事業はもはや収支バランスはとれず、経営破たんしているといっても過言ではないでしょう。
このまま放置していていいわけがありません。
しかし、ただ単純に事業の撤退を言うことは推進しません。

撤退すれば・・
①国と県に約6億円もの補助金返還義務や施設の取り壊し費や整地費用などの多額損失が生じる
②農家さんや農協の出資金4000万円が無駄になる
③議会の承認を受けて建設されたので議会にも当然責任がある。(わたしはこの当時は議員ではありませんが・・)

こういったことから、施設をいかに活用していくか、もしくはいかに事業の転換をしていくかが重要だと考えています。
そういった観点から、早急にバイオマス化施設への転換なども研究検証すべきだと提案させていただきました。

以上、本日の一般質問の簡単なまとめになります。
こういった小さいことではありますが、今回も目に見える形で結果を出すことが出来ました。ご協力いただきました皆さん、そして市民要望を取り入れていただいた行政に感謝いたします。
今後もこういったことを心がけ議員活動をしてまいります。



【本日の体重】
ダイエット15日目 76.30㎏(初日より-1kg)