藤沢市の学校給食食材の放射線濃度の検査結果がでました。

1.検査日

学校給食分 7月13日(水)(食材使用日7月14日(木))
保育園給食分 7月19日(火)(食材使用日7月20日(水))

2.検査品目
学校給食分 市内産 小松菜
保育園給食分 市内産 にんじん

3.検査結果
放射性ヨウ素/放射性セシウム(Cs-134/Cs-137)共に不検出

4.検査機関
日本環境㈱

5.検査方法
ゲルマニウム半導体検出器をもちいたガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析法に準拠


*給食食材の検査は、学校給食分及び保育園九食分それぞれ今後毎月1品目について実施。
検査結果については、ホームページで公表。

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この給食の放射線測定については、市民からの陳情や、一般質問でも「測定すべきだ」と取り上げられていたものです。6月定例会の時点では行政は「測定予定はない」と言ってましたが、わたしもこの食品の測定については担当部署に話をしたことがあり、「本市の地場食品のサンプリング測定を定期的にすべきだ」と訴えました。
その際に担当部署は「市場に流通しているものは安全が担保されている」とおっしゃっていました。

が、市場に基準値以上の放射線量の食品が出回ったことを受け、ようやく重い腰をあげたというところだろう。今後は毎月1品目について実施するということです。
給食の食材は1品目ではなく、2品目でも3品目でも測定すべきかと思います。
それだけでなく、地場食品もサンプリングし、測定すべきと考えています。

厚労省のマニュアルに沿った測定器である、ゲルマニウム半導体検出器は高額ですので、検査機関に検査依頼をしているわけです。もちろん検査をするにはお金がかかるわけです。この測定器は2千万円ほどしますので、簡単に購入できるものでもありません。ならば、6月定例会で私が一般質問でも要望した、同じく厚労省のマニュアルで第一段階のモニタリングで使用可能な簡易測定器でネット上でも30万円ほどで販売されている「シンチレーションサーベイメーター」を購入し地場食品を測定をすればいいと強く要望したばかりでした。

事が起きてから動くのではなく、事がおきる前に、動くことで市民の信頼は得られるのではないでしょうか。

また、先日に堆肥化センターの「湘南エコセンター」に視察に行った際、堆肥の放射線測定はしていないとのことを聞いていましたので、本日あらためて担当部署の農水に「堆肥の放射線測定をしてほしい」と要望したところです。

堆肥化センターは藤沢市には1箇所しかないわけです。
ひとまずは消防のもっている簡易測定器「サーベイメーター」を1台借りて測定をすればいいわけで、難しいことは決してありません。
仮に「サーベイメーター」で高い数値がでたならば、しかるべき検査機関にてしっかりと測定すればいいわけです。数値が基準値以内であればそれでよしです。

こういったセンシティブな問題には行政はまずは率先して「動く」ことが重要なんではないでしょうか。