麻生内閣支持率は36%にまで下落している。福田内閣の最低水準以下。

自分の事を棚にあげて、総理は公人なので言わせてもらうが、麻生総理には基本的な常識・知識の欠如がみられる。
漢字が読めない。失言の数々。カップラーメン400円。ホテルのBARが大衆的。無政策。自分で発表した追加経済対策すら右往左往。朝令暮改。

そんな麻生総理には自民党内からも不満が爆発している。

それはそうだろう。
麻生総理で支持率を上げて選挙に突入する予定だったのに、経済対策が急務といったはいいものの、その具体策すら決めかねている。結果は自業自得でこの低い支持率。

再度、自民党の総裁を変えたいのが本音だろう。
でも、さすがに国民の民意を受けない4度目の総理を選ぶわけには世間体的に無理。
もう顔をすり変えることはできない。そしてその候補者もいない。

こうなると麻生切りもしたくても出来ない状況になってくる。
今後も民主が自爆しないと仮定して、このままの状況でいくと支持率はまだまだ落ちていくだろう。


とすると、次期衆院選に勝ち残りたい候補者の残る道は、解散する前に自らが自民党を抜ける。
または、それらが新党を結成する。
そんな事も無きにしも非ずなのではないだろうか。

もしかすると、解散前に政界再編が起こりうるのかもしれないと根拠のない勘が働いている。


FYI 
私の昔からの持論なのだが、現在頭角を現している若い議員が力を合わせて新党を結成すれば国民の支持をかなり集める事ができるだろうと考えているし、それを望んでもいる。
小泉純一郎に見られるように、国民の支持率ほど力になるものはない。国民の支持を受ければ必然とより多くの力が集まってくるもの。そうなれば、この国の舵取りをすることも可能なのではないだろうか。

当初、アメリカの民主党選挙においてもヒラリーにオバマが勝つ見込みはまったくなかったという。
しかし、オバマは圧倒的な不利を覆し、勝利した。

そんな時代を変える風は日本にも届いているのかもしれない。






以下、参考までに面白い調査結果。

20代での支持率が有意に伸びて39.2%、投票権はないが10代ではなんと44.1%にも上っている。
若い世代の支持は票に結びつきにくいとはいえ、興味深い傾向。

政党では民主党の30代での不支持率が有意に減少した他は動きがない。

〈支持率〉
10代44.1%(+2.7←+0.8)
20代39.2%(+3.6←▲0.7)有意に増加
30代29.8%(+0.9←▲1.0)
40代23.1%(+0.2←▲2.9)
50代21.1%(+0.6←▲2.2)
60up28.8%(+1.9←▲2.6)

〈不支持率〉有意な変化無し
10代27.1%(+0.1←+0.3)
20代31.1%(▲0.2←+2.5)
30代37.7%(▲1.1←+0.8)
40代45.6%(+0.5←+4.0)
50代52.9%(▲1.6←+2.8)
60up53.5%(+0.6←+3.8)

〈支持と不支持の格差〉
10代で44.1%-27.1%=+17.0(←+14.4←+13.9)
20代で39.2%-31.1%=+8.1(←+4.3←+7.5)
30代で29.8%-37.7%=▲7.9(←▲9.9←▲8.1)
40代で23.1%-45.6%=▲22.5(←▲22.3←▲15.4)
50代で21.1%-52.9%=▲31.7(←▲33.9←▲28.9)
60upで28.8%-53.5%=▲24.7(←▲26.1←▲19.7)

支持 内閣 vs 自民 vs 民主
10代 内閣 44.1% 自25.5% 民27.4%
20代 内閣 39.2% 自28.3% 民30.9%
30代 内閣 29.8% 自24.0% 民37.0%
40代 内閣 23.1% 自22.6% 民40.8%
50代 内閣 21.1% 自20.4% 民43.4%
60up 内閣 28.8% 自28.9% 民50.2%

( )内は過去2回の調査の変化量を示す。

    *  *  *  *

各年代別のサンプル数(レスポンス数)は以下のとおり。
15-19歳705 20-29歳781 30-39歳953 40-49歳1229 50-59歳1648 60up1649

2007年7月の参院選直後のレス数を100%とした場合の今回のレス数の水準。
政治への関心レベルの一つの尺度と見ることができる。
15-19歳97.6% 20-29歳90.0% 30-39歳84.5% 40-49歳92.2% 50-59歳88.8% 60up76.0%