夫と一時帰国したのが今年の2月、3月。

 

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2月28日に快晴の羽田国際空港に到着。空港の窓から見えた富士山(空には鷹が飛んでいた)

 

4月に母が亡くなる前に会えて、

これが最後になりました。

 

そこから様々な心の変遷を経て

当時とは違う思いで振り返ってます。

 

 

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朝着いて、お茶屋さんで一息付き、美味しいおでんのランチで夫が元気を取り戻した

 

 

FB、インスタに投稿した記事です。

【17年も日本に行ってなかったイギリス人夫を伴って

2月、3月に日本に一時帰国した理由(わけ)】

 

3人の妹、弟が1人、その一番上の長男である我が夫。

両親、5人の子供に加えて途中からはお義母さんの母親である祖母、

お姉さんのおばさん(母親の世話を妹と一緒にするため)も

加わって賑やかな大家族で育っている。

 

そのせいか?

ツンデレだけれども、1人ではずっといられない寂しがり屋。

 

私が単身で日本に一時帰国の時は1人残されるのが嫌で

(徒歩圏内に実家、義弟家族、義妹家族が住んでいるけど)、

夫の抵抗を振り切るように出るのが定番でした。

 

長きに渡って母の生命が危ない状態が続き、

昨年の夏頃から日本帰国をとジリジリしながら

そうできなかったのは、夫を置いて2022年の11月から

6週間日本滞在した後、夫との関係が大変だったから。

 

それを考えるとどうしたものかと思い悩んでいたら

甫喜本 千鶴 さんに「ご主人と行ったらいいですよ」と

アドバイスをいただいて、その手があったか!と

思ったはいいけれども・・・。

 

2007年2月以来日本に行ってなかった夫を?

 

ロングフライトも17年近く経験してないのに・・・。

 

単身で帰国したら、やろうと思っていた山積していた諸々は

一気にできるけれども、夫と一緒だと諦めないといけない。

 

とはいえ「仕事をしているから行き帰りを含めて

2週間きっちりなら」とさすがに当時の私の精神状態、

日本の家族の状況を優先にとそこは理解してくれて。

 

一時帰国が実現したのが今年の2月終わり。

 

私よりも年齢が10歳上で、日本語もほぼ喋れない

(私と知り合った頃はもう少しは喋れた)

イギリス人夫のことはフライト、体調は着いてから大丈夫か?

 

それが一番気がかりだったのが・・・。

 

普段は小さなことに口うるさい夫も一旦腹を決めると

一切文句なし。

 

ただ日本に着いたのが朝で、初日から少し出かけたかったのが

それは無理と羽田空港内にあるホテルで午後から少しゆっくりと。

 

結局、ずっとその後は空港内でウロウロと過ごす羽目に。

 

スティーブン・スピールバーグ監督の映画「ターミナル」の

主人公のトム・ハンクスになったような気分。

 

せっかくのお天気が・・・・と富士山がバッチリと見えたのが

恨めしくて。

 

でも、それ以外の日は夫は元気で観光は全くなしの

地元福岡市の日々を満喫。

 

東京に1泊し、次の日には福岡に飛び、

父と実家で3人で過ごし、

入院中の母に会いに行く毎日。

 

他は近くに介護サービスを受けながら住んでいる

障がいがある兄に会ったり(母にも会わせることができた)、

後見人の方とのミーティング、親戚が集まって会った日が

彼にとっては1番のハイライトになったのかも。

 

私がいくら説明しても???だったこと、

不思議な国日本(イギリス人の目から見ると

???)のあれこれがやっとわかるようになったり。

 

理解のギャップが埋めやすくなり、

当たり前と思わずにコミュニケーションを

しっかりと取りながら説明することを諦めなければいいが

わかってきたのはごく最近(汗)。

 

福岡だけでなく、他の地域に住む友人達に

こんな短期間で、母のことが第一で会うのは無理なので、

「日本には行くけど会えない」と何人かには伝えていたら・・・。

 

ある友人は滞在中に文旦を送ってくれて、

あんなに文旦が美味しいものだと初めて知り、

夫と父と大感激。

 

東京で一番長く知る学生時代の友人2人は私と夫が

羽田国際空港から帰国する便の時間を調べて、

「この便で帰るんだよね?2人で一緒にお見送りに行くよ」と

泣けるようなメッセージをくれて。

 

当日、1人の友人は4時起きでシャトルバスに乗って

来てくれ(もう1人は都内なので、近く、それでも朝早い時間に

起きて)、夫は2007年以来の再会がこんな形で叶ったことに

感動もひとしお。

 

「ロングフライトは嫌だけど今度から君が帰国する時は僕も一緒に

行く」と言うようになった以外は(単身帰国のハードルが・・・)

夫と一緒に行って良かったなと思っています。

 

 

香りにもうっとり、衝撃な美味しさの文旦

 

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母の病院の近くの松林で拾った松ぼっくり、ロンドンの自宅に

 

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母が大好きだった匂い椿が滞在中ずっと満開

 

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近くの神社に行った帰りに階段から撮った景色

 

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福岡空港に迎えも見送りにも来てくれた89歳の父。まだまだ元気でいてね!

 

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美味しいうどんの朝食を見送りに来てくれた友人達と食べて最高に幸せ

 

 

次回の日本行きに向けての計画を

そろそろ立てようと思ったら

前回の振り返りをしたくなりました。

 

 

最後までお読みくださいまして

ありがとうございました。