家族のことが気にかかったまま戻ってきた今回。
ある日曜日に母と近所の川の辺りを散歩。
ブログに訪問してくださいまして
ありがとうございます。
昨日の日曜日の午前中、
実家に電話をして
父とまず話し、
その後、母と。
驚いたのがこの日、
両親は二人で兄の病院に
(精神科)一緒に訪れていたこと。
母は私が福岡に戻っていた時は
私とだったら何とか行けると
何度も一緒に来たのですが、
「もうしばらくは行けないかも」と
言っていたのです。
兄の様子を見るのが
あまりにも辛すぎるから。
父も母を連れて行くと
後で母ががっくりと落ち込むので
「またにすればいいよ」と
無理強いはしませんでした。
それが今回は
「お天気がいいから一緒に
行こうか」と父が母を誘い、
母もそれに応じてのことでした。
しばらくは父も兄には
会いに行かないのだろうと
思っていたのが
行ってくれていたこと。
それだけでも嬉しかったのに
母も一緒に!と。
母と話をして
更にびっくり。
「今日、病院に行って良かった」と。
あの子が病院に入ってからは
しばらくショックで立ち上がれなかった。
大学までやって
家も出したのに。
「のに」の言葉に
気が付いた。
現実の厳しさはあるけど
受け入れる覚悟。
風がスーッと入ってきた感じ。
さわやか。
いっぺんに悟った。
全て学びなんだって。
親子、夫婦で生まれてきた縁。
清々しい気落ち。
そして「私は幸せだと思っているから」と。
兄が2年半前に病院に入ってから
鬱になり、「記憶を消したい」と
物忘れも昨年よりもひどくなっていた母。
まさかこんな言葉が母の口から出るとは・・・。
耳が遠い父には
大量の薬の投与で
口が上手く動かせない兄の
言葉はほとんど通じません。
母と一緒に兄の所に行った時
兄の言葉を何とか理解しようとしたこと。
私は分からないと「分からない」と
ハッキリ兄に伝えましたが、
母は不憫で「そう、分かったよ~」と
全部分からなくても兄に。
でも、母と兄はそれでいいのだなあと。
母に「お母さんが一緒だと
お兄ちゃんが言っていることが
少しは理解してもらえるのは
ものすごくお兄ちゃんにとって
嬉しいことだと思うよ」と
伝えました。
これからはね、お父さんと
一緒にもっと行こうと思う。
お母さんが明るい方が
いいものね。
何かが吹っ切れたような
母の様子。
実家に滞在していた時の母からは
想像もつきませんでした。
もちろん、いつもそうだとは
限らないでしょう。
いい日もあれば
そうでない日もあるはず。
そして父が「やっぱりね
行った後は落ち込むし、
正直、平気ではいれない」と
珍しく、本音を漏らしてくれました。
どんな時も平静を保つ父がと
私にとっては嬉しいことでした。
これで家族で一丸となって
兄のことに取り組める。
これからが新たな始まりですが、
その希望が見えました。
最後までお読みくださいまして
ありがとうございました。