ブログに訪問してくださいまして
ありがとうございます。
「あとでやろうと思えばできるし
お洒落よりも大事なものが
たくさんあるから」と
母に子供の頃、
よく言われていました。
私の洋服の購入は
母がいつも一緒で、
母が選択権を握っていました。
10代後半からだったか?
「こういうのが好き」と徐々に
主張するようにはなってはいましたが。。。
好みは依然として
母からの影響が強く、
きちんとして
ちょっとお嬢様っぽい、
オーソドックスなものが定番でした。
そして好みだけでなく、
どこかで母が抱えていた
お洒落をすることへの
罪悪感も受け継いでいたのだと思います。
「お洒落に気持ちが向き過ぎるのは
みっともない」というような。
それが変化したのが
20代の頃に
大ファンになった
ファッション雑誌「ヴァンテーヌ」に
光野桃さんが毎月書いていた
エッセイに出会ったこと。
後にそのエッセイが
一冊の本にまとめられて。
![]() | おしゃれの視線 (新潮文庫) 432円 Amazon |
夢中で読んで、
大きな衝撃を受けました。
お洒落というものを
こんなに知性、感性に溢れた
美しい文章で表現できてしまうものなの?と。
そして自らで考える
お洒落の提案も
深く印象に残りました。
そこから一気にお洒落に対する
認識が変わりました。
何だかいきなり
高尚なものになったような。
それ以後、桃さんの本は
ほとんど読んでいます。
途中からは
恵まれているように見えるのに
彼女が抱える「生き辛さ」は
何だろう?に
興味が湧いて。
3年前に読んだ本で
やっとその彼女の「生き辛さ」の
謎が解けた気がしました。
![]() | おしゃれの幸福論 1,512円 Amazon |
この本、何度も何度も
読みました。
ちょうど「これからの人生、
どう生きたらいいのだろうか?」
「自分とは?」
をグルグルと
考えあぐねていた時。
この本にすごく救われました。
読む度にハラハラと
涙をこぼしていました。
20年以上前のことですが、
「ヴァンテーヌ」の創刊の記念の
パーティーにハガキで応募して当選。
パーティーにはお友達と
(2名招待だったので)
一緒に出席。
写真はその時のもので
ホテル西洋銀座(2013年に閉館)で。
最後までお読みくださいまして
ありがとうございました。