公園の芝生も夏の終わりの焼けた色に。
ブログに訪問してくださいまして
ありがとうございます。
汚染されている空気と
ジリジリと照り付ける太陽。
このコンビになると
呼吸器系が弱い人達は大変。
夫もその一人。
そんなに起きていなかった
喘息が数日前から始まって。
汗かきでもあるので
暑さが堪える夫。
こんな暑い日になると
よく夫がつぶやくのが
"Only mad dogs and English men go out in the midday sun."
(真昼間の暑い最中に出かけるのは狂った犬かイギリス人ぐらいだよ)。
今朝も溜息交じりで
そう言っていたので、
「出典は何だっけ?」と聞いてみました。
「う~ん、確かキップリングの
『少年キム』じゃなかったかなあ?
そのままのフレーズではないにしても」。
その言葉を頼りに
ググってみました。
ズラッと出てきたのは
ノエル・カワードが
作詞、作曲したというもの。
彼は1899年に生まれた
イギリス人の劇作家、
映画監督、演出家、
作曲家、作家と
多才な才能を持ちます。
その彼が作った曲で
この例のフレーズが有名に
なったようです。
よくよく調べてみると
夫の言った通り
キップリングの小説から
インスピレーションを得たのは
間違いないよう。
Youtubeでノエル・カワードが
早口で歌う調子、
歌詞の内容も
何とも可笑しくて。
暑さも吹き飛びました。
熱帯の暑い夏に
慣れていない
イギリス人。
想像を超える暑い夏の
インドなどを過去
植民地として支配した
大英帝国を揶揄する
ユーモラスな歌。
現地の人であれば常識の
「お昼の暑い最中は
太陽の光を避け、昼寝をする」。
それがイギリス人ときたら。。。
という歌です。
そして日本人のことも
出てきたのにはびっくり!
その部分、抜粋してご紹介。
The natives grieve when the white men leave their huts,
Because they're obviously, definitely nuts!
Mad dogs and Englishmen go out in the midday sun,
The Japanese don´t care to, the Chinese wouldn´t dare to,
Hindus and Argentines sleep firmly from twelve to one
But Englishmen detest-a siesta.
簡単に訳しますと
現地の人達は、白人達が真昼間に
小屋を抜け出すのを見てはおおいに嘆く。
というのも、明らかに、全くもって
奴らは気が違っているとしか思えない!
こんな真昼間の太陽の下、出かけるなんて
狂った犬(狂犬病等で)とイギリス人ぐらいだね。
日本人だったらそんなことしたくもないし。
中国人なら、下手なリスクを冒そうとも思わない。
ヒンドゥー、アルゼンチン人にいたっては
正午から午後1時まではしっかり昼寝。
でもイギリス人ときたら
シエスタを毛嫌いするんだから。
良かったら
全文チェックしてみてくださいね。
(英語の発音だから分かる
あちこちで韻を踏んでいるのを
発見する楽しみもあります)
http://www.esl-lounge.com/songs/songmaddogs.php
この私でも朝の公園の散歩では汗をじんわりかくほど。
最後までお読みくださいまして
ありがとうございました。