ブログに訪問してくださいまして

ありがとうございます。




今年はちょっと遅く開花中の

我が家のシオノーサス。





4月に福岡の実家に戻っていた時

ものすごくいいお天気になった日が

ありました。


この時を待っていました。


少し前に兄の部屋に踏み込んだ時、

家にいる時間が多くなった兄の部屋は

容易に掃除をすることが難しくなっていて。。。


埃を被った、もう何年も触られていない

本棚の本(緑内障による視野狭窄のため)や

諸々。


これは私がいる間に何とかしなくてはと

思っていました。 


年取ってきた両親に

相当な負担をかけていた兄の状態。


部屋を掃除することで、

「何かが変わるかも?」という気持ちもありました。




そのお天気の日に

一気に片づけを済ませました。


窓を全開に開け放して。


誰も手を付けられずにいた

もう要らなくなったもの達。


埃がどれだけ舞おうが、

とにかくこの日に終わらせてしまう!と

決心して。


自分とは関係のない物だから

そこには深い思い入れもないので、

思い切りよく捨てる決断が付くもの。




ただ。。。


本棚の本を整理する時、

兄がまだ本が読めた時代、

状態が良かった時のことを

思い出すと、少し心が痛みました。


その本棚の中には何冊か

私が所有していた本も入っていました。


私が小学生の高学年の頃、

夢中で読んだノンフィクションの

本を見つけた時にはびっくりしました。


ローラ、叫んでごらん―フライパンで焼かれた少女の物語 (講談社プラスアルファ文庫)/講談社
¥842
Amazon.co.jp


これは新しく出版され直した本ですが、

私の持っていたものはサイマル出版会の

ものでした。


この本ともう一冊、下記も何度も繰り返し

読んでいました。

レオノーラ―肉親に犯された少女の物語 (1980年)/サイマル出版会
¥1,296
Amazon.co.jp


この2冊、私にとっては私の原点とも言える要素が

いっぱい詰まっています。


どちらも同じ著者、アメリカの精神科医の

リチャード・ダンブロジオによるもの。


彼が患者として関わった、

二人の少女の物語。


最悪とも思われる人生の幕開けをした

二人の少女。


到底、二人の心が人間らしさを

取り戻すことなどあり得ないと

思われるケース。


それを想像を超えるような

時間、根気、愛情を持って

関わっていくことで、

不可能が可能になる。


こんなストーリーが

子供の時から大好きでした。


多分、今もそれはずっと変わりません。


そのことを思い、

今回、イギリスの我が家に持ち帰りました。


日に焼けて、少し古びた、この本、

何十年かぶりに読んでみようかなあと

思っています。


時には「自分の原点」を

思い出すためにも。




庭のお花達の写真を幾つか。



フューシャ。




ご自慢のピーチがかった黄色の薔薇。





ロックガーデンの花達。






最後までお読みくださいまして

ありがとうございました。