ブログに訪問してくださいまして
ありがとうございます。
先週、ロンドンに戻った日は
ポカポカと暖かかったのですが。。。
朝、晩は地元の福岡に比べると
グンと冷えます。
そして昨日、日曜日は
ダウンジャケットが必要なくらい
寒くて。
日本で甘やかされた身体には
堪えましたが、これも慣れですね。
週末に主人の同僚でもある友人を
私達がよく行く場所へとご案内。
可愛い子羊達と緑が広がる景色に
彼女は大感激。
実家の福岡に戻った初日に
早々に歯医者へ向かいました。
昨年、1週間余りの滞在中に
歯医者の治療を受けたのですが、
時間切れで終わらず(☆ )。。。
最後の治療をロンドンに戻ってやるという
何とも悔しい思いをしたので(☆ )
その屈辱を晴らすべく、早めに。
前回と同じく私が中学の頃から
お世話になっている
80歳を超えた先生の所で。
詰め物が取れた部分の治療で
あっさりとこの日と次の日で
終わりました。
G先生の言葉に
とても感動しましたので
今回はそれをご紹介します。
G先生は治療が終わった日に、
「固いものを食べる時は
用心するようにね」という
アドバイスをくださいました。
具体的には
「詰め物をしている歯は
素材によって強い、弱いもあるから
食べる時は注意深くね」
この辺りまでは「なるほど」と
軽く聞いていたのですが。。。
私の歯の状態を見て
そういった注意が十分されていない
証拠を見つけたようで
「ああ、やりよるな~」という言葉で
表現された先生。
その後に
思わずハッとするような言葉が
先生の口から。
「最終的には、第六感を使うこと。直感。
病気でも何でも一緒。
ここまでは自分では何とかできるけど
ここからは病院に行くしかないという判断も
第六感を使うこと。それと一緒。」
つまり、食べる時も
「第六感を使って」ということを先生は
おっしゃっていたのです。
ちょっとびっくりしました。
先生の口からそんな言葉が?と。。。
でも、前の日に先生と男性の患者さんの会話を
思い出してみると。。。
「なるほど」と納得がいきました。
その会話とは。。。
その男性は
最近治療を終えた歯の痛みのために
来院されていました。
そしてG先生は痛みの原因を探るべく
あらゆる質問をされていました。
最初は痛みを引き起こしたような
食べ物を食べていないかどうかの
質問を幾つかされて。
その後、その男性の私生活のことに
質問が及び。
そこから見えたのは
G先生がその患者さんのことを
熟知されていらっしゃるということ。
仕事を最近変わられたことを
ご存知で、新しい職場や仕事、
仕事の時間、環境、ストレスなどについて
細かく質問されて。
G先生が「痛みが出る原因は思い当たらんね?
本人がこれかもというのが分かると
一番いいっちゃけどね」と言い終わるや。。。
「そういえば、飲み会とか結構先週は
行ったちゃないと?」と。
男性が転職したばかりというタイミングから
ふと思い当たった質問。
男性の答えは
「ああ、そうですね、結構毎晩」と。
それからがすごかったのです。
G先生は「ああ、それやね。
寝とう時に歯ぎしりばしとるね」と。
「どっち向きに寝とる?横向き?
上ば向いて寝た方がいいばい。
口が開くけんね」と。
G先生の問診、見立てのすごさを
目の当たりにしました。
先生の歯科は今流行りの
ピカピカの新しい機械が並ぶ
歯科ではありません。
でも、ここで見た光景は
新しい機械がいくら導入されようと
太刀打ちできない
とても個人的で
ホリスティックな
昔ながらのアプローチ。
あらゆる情報を総動員した後に
直感もしっかりと活かした問診。
感銘を受けました。
最後までお読みくださいまして
ありがとうございました。