ブログに訪問してくださいまして
ありがとうございます。
今朝はみぞれの降るスタート。
その後、止んで、肌寒く、ドンヨリしたお天気。
それが午後から予期しなかった太陽が顔を出し。
空は黒雲が混じる、どっちつかずなままの
お天気ですが、太陽が部屋に差し込むだけでも
嬉しかったりします。
「映画大好き!」シリーズ、長々と書いていますが、
今日で最終回とします。
これ以前の「映画大好きシリーズ」は
主人がとても批判的だった映画「いまを生きる」
について、二人で感想を述べ合った時のこと。
主人から、何だか怒っているような感じで
(ああ、もうこんなつまらない映画なんて。。。
ぐらいの勢い)ウワーっと映画の批判が
矢継ぎ早に飛んできました。
最初、私はまるで自分が攻撃されているような
感じを受けて、身構えてしまいました。
「そこまでこき下ろして言うこともないのに。。。」と
内心思いました。
私は今回もこの映画に感動したので
(一人ではなかったので、残念ながらドップリと
浸って観ることは出来ませんでしたが)
正直なところ、感動を共有できない相手とは
感想を言い合いたくないという気持ちでした。
軽い、純粋なエンターテイメントの映画について
どう言われようとそこまでは気にならないと
思うのです。
でも、自分の中のどこか深い部分に響く映画は
私の柔らかな部分、無防備なところでもある故に
そっとしておいて欲しい、下手に触って欲しくないという
感じなのかもしれないと。
それは何か私が自分の中で大切に抱いている
想いにも関連しているので。
私の世界観、アイデンティティを否定される感じに
近いことかもしれないなあと。
そんなようなことをふと感じ始めて。。。
ここで「やっぱり彼とはそうなるな」
「だから、もう一緒に好みの違う映画を観るのはやめよう」と
いつものような結論に辿り着くこともできました。
カップル単位で行動するが基本になっている私達ですが、
実は結婚前からお互いの違いについての取り扱いをどうするか
ということについてはなかなか上手く向き合えず、
保留になっています。
それはあることが引き金になって、とても繊細な事柄として
存在していて、私達の間にチラチラと顔を出しながら
手付かずで、横たわっているものです。
その状態をだんだん変えていきたいと思っていました。
というのは、自分がやりたいことをやる時にここはどうしても
通らなくてはいけない道なので。
突然、映画の好みの違いということを使って、お互いの違いを
クローズアップして、そこをヒントに何かが出来るかもしれないと
思いついて。
そこから主人の反応よりも
「私は何にそんなに反応しているのだろう?」
ということに目を向けることに切り替えました。
内心少し穏やかではなかったのを一旦冷静になってみて、
そこで彼の言葉を聞き、自分の反応も一緒に観ていこうと
決めたのです。
それでも最初はちょっと嫌でした。
そこまで否定されたら、私はどこからスタート
しようか?
私が感動を覚えたのはストーリーはもちろん
理屈や理由を超えた感情の部分が
揺さぶられたから。
その部分を共有していない主人にどう説明
したものか?
その時、感じたことをサラリと伝えましたが、
彼からはそれに対しての反対意見が
ズラリと。
そこで「それは私が感じる感じ方で、
理屈を超えた部分のこと、感動するとは
そういうことだから」と。
ここから再度ディスカッションがスタートして
何日かに分けて、続きました。
不思議なことにあれほど苦痛に感じた
ディスカッションも彼が言わんとしている事は
分かるなと私も聞く耳を持てる余裕が出てきて、
彼の意見をもっと聞きたいとも思いました。
もちろんブログのネタとして書こうという意識も
働いたからかもしれませんが(笑)。
そして彼も私が感動するしないというのはこれは
あくまでも個人的な感情的なレベルだということにも
理解を示してくれ。
私がニュートラルでいるとお互いのディスカッションは
説得しようとするものでも、争いのようにもなりませんでした。
あまりにもこの映画の話を私が何度も持ち出すので、
主人はそんなにも彼がどう感じるのかを
私が気にしているのかと心配になったらしく。。。
「あそこまで批判したから、せっかく君の感動した
気持ちを台無しにしちゃったかな?」という言葉まで
出てきて。
ちょっとびっくりしました。
もしかしたら、先週末に二人でも楽しめる映画を
観たことも助けになったかもしれません。
- アバウト・ア・ボーイ [DVD]/ヒュー・グラント,レイチェル・ワイズ,トニ・コレット
- ¥1,609
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軽いタッチの映画で、深い内容ではありませんが、
エンターテイメントと楽しめました。
- スラムドッグ$ミリオネア [DVD]/デーブ・パテル,アニール・カプール,イルファン・カーン
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2009年のアカデミー賞に輝いた作品で、
もう大抵の方はご存知の映画だと思います。
今頃ですが、やっと観れました。
好みの違う映画を観ることを通して
私が主人との間で見出したことは
いい意味でお互いのことを過剰に
期待しないということ。
「ああ、どうせ~だから期待しない」という
ニュアンスではなくて。
あなたはこうで、私はこうなんだねという
立ち位置ははっきりさせて。
そこにいい悪いもなくて。
一緒に何か出来る時もあるでしょうし
別々にやる時もある。
そんなシンプルなことでいいのだなあと。
これはもちろん私が感じた私サイドの
思いです。
「映画大好き!」シリーズのタイトルで
それにはしっかりとは添えない内容に
ちょっとガッカリされる方もいらっしゃる
かもしれませんね。
また映画については改めてお勧め等も
これから時々アップしていきたいと
思っています。
長くなったシリーズに最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。