週末は土曜日の夜からずっと雨が降って、昨日、日曜日は一日中雨で、ドンヨリと暗い一日でした。

 

今朝は霜が降りていたのですが、久しぶりの輝く太陽、空気がピリリっとして、気持ちよい朝。

 

 

霜が降りた日は飛行機雲をたくさん目にします。

 




こちらは北ロンドン時代の友人R(うちの父と同じ年)から5年程前にいただいたサボテン。

 

一度も土を変えていないというのに、毎年、2回か3回花が咲きます。

 


土曜日の午後、主人がいきなり「ハイファイ(Hi-Fi)をセットしようと思うけど」と言い出しました。

 

我が家のハイファイは、CDプレイヤー、アンプ、スピーカーのセパレートのステレオシステム。

 

 

2008年の秋に揃えて、北ロンドンのフラットではずっと愛用していたのですが、ここロンドン郊外のテラスドハウス(いわゆる長屋)に住むことになって、両隣りへの音を配慮して、スピーカーは使わず、ヘッドホンを使って、音楽を聴いていました。

 

 

ヘッドホンは一つだけなので、主人と一緒に音楽を聴く機会はなくなりました。

 

 

せっかくのスピーカーは箱に入ったまま主人の部屋で置物と化していました。

 

 

このハイファイを買うに当たって、主人と私でリスニングセッションを重ねて、6ヶ月もの長い時間をかけて選びました。

 

 

毎週末のように、ロンドンのハイファイのお店にリスニングセッションの予約をして、テスト用のCDも用意して。

 

 

主人は当時ハイファイの雑誌も買い込んで、読み比べもし、リスニングセッションの結果も全てノートに記録する徹底振り。

 

 

システマティックで、かつ論理的。

 

 

片や私は主人のお供で、大まかに覚えている記憶からの聞き比べ。(同じ機種も何度か登場することもあったので、それでも大丈夫でした)

 

 

そう、私は感覚的(笑)。主人に細かいことはすっかりお任せして。

 

 

リスニングセッションは、楽しかったのですが、だんだん毎回迷いに迷って、結局買わないで終わるということに疲れてきて。。。

 

 

やっと購入したのは、ロンドンではなく、ホリデー先のHereford(ヘレフォード)のお店でした。

 

 

そんないわくつきのハイファイ。

 

 

こちらに移ってからスピーカーで聴くとなるとご近所に音が漏れるのでは?ということを心配して、出せずにいました。

 

 

私達の配慮とは別に両隣、音には結構無頓着だったりします。

 

 

ブンブン系の音楽がしょっちゅう聞こえてくる、DIYも時間をお構い無しにというのが片方。

 

 

もう片方は朝早くからミキサーをガンガン使う音と振動が響き渡ったり、大声で話したり。

 

 

だからというわけではありませんが。。。

 

 

最近、再びクラシック音楽のコンサートに行くことも続いて。

 

 

家でも二人で音楽を聴きたいなあという思いはありました。

 

 

でもこの家では。。。と諦めていたのが、急に主人が「どう思う?大丈夫なんじゃない?」と言い出して。

 

 

いつまでも箱に入ったままのスピーカーもかわいそうだと思っていたので、「じゃあ、そうしよう」と。

 

 

そして、リビングルームのソファーの向きを変えて、ガラリと模様替えをして。

 

 

久しぶりにソファーに腰掛けて、主人と一緒に音楽を聴くと、昔の懐かしいことも思い出して。

 

 

ハイファイ選びだけでなく、主人とは色々なプロジェクト、一緒に何かをするということをやってきました。

 

 

一緒にクリア・スポークン・イングリッシュという、明確な英語の発音を目指すクラスに行ったり(ネイティブの彼は行く必要はなかったのですが。。。)、シアター巡り、コンサート巡り、ここに移ってからはアンティークショップ巡りだったり。

 

 

最近はそういうのはあまりなかったので、しきりにまた何か習い事でもしようと主人が言っていたなあと。

 

 

音楽を聴きながら、そんな懐かしい思い出にも浸ったせいか、夫婦二人で、また新しいプロジェクトを初めてみるのもいいかなあと思ったりしています。