昨夜はかなり雨が降った模様。そして今朝、また雨が降りましたが、その後、晴れ間が広がって。
我が家の庭から撮った今日の空。
風がかなり吹いて、ちょっと寒いものの、こんな青空は気持ちをパッと晴れやかにしてくれる。
でも、強い風はその後の変わりやすい天気を暗示していたようで、午後から雨になりました。
人生において、多少の計算をすることってありますよね?
例えば、後々こうならないようにというためだったり、後でこういうふうになるためだったり。
それで思い出すのが私の前職にまつわること。
イギリスの人材派遣の会社を通して得たマタニティカバーでのポジションで、一年の契約でした。
一年でも、評価が高ければ、同じエージェントを通してすぐに次の仕事に就けるという計算がしっかりあってのことでした。
何せこちらで仕事を得る時は前職の上司、大学の講師、ボランティアをやった先の上司等からの照会状を最低2通必要とします。
いい照会状が出れば、実績となり、エージェントも仕事を探すのに積極的に動いてくれるので。
でも、これが計算通りに行かず。。。
私の契約終了後に戻ってくるはずの前任の方が戻ってこなかったので、私の契約が更新されました。
ただその時にあろうことか、私の直属の上司がエージェントに私との契約を更新したとは報告せず、前任者が戻ってきたと嘘の報告を(更新料を払いたくなかったばかりに)したのでした。。。
「もしエージェントの担当者から電話があった場合はあなたが時々手伝いに来ることがあって、電話に出ることもあるからと言ってあるから、そのつもりでね」と言われて。。。
主人はその当時それをとても怒っていました。
せっかく人材派遣会社とのパイプを作ったのにと。。。
でも。。。もう上司が先方にそう伝えたという後で何が出来るのか?と。。。
そのエージェントがすごく好きだったわけではないので、仕方ないかと思ったのですが、さすがに次の就職先を見つける時にそこを使えないのは痛いなあと思いました。
やっと前職の契約が切れると分かった時はホッとしたものの、とても忙しい時期だったことと、上司が体調を壊して、私が辞める1ヶ月ぐらいは仕事に出て来れず、自分の就職活動をしながらということが中々出来ない状況にもなって。
その時にそれを「あ~あ」と思いました。
仕事を辞めてからこれは急いで就職活動を始めないとと思っていると、体調をガクンと壊して、それもままならなくなった時は尚のこと。
一旦、しっかり心身ともに立て直そうと覚悟を決めて生活を切り替えました。
でもどこかでいつもとりあえず次の仕事を探さなくちゃと焦っていました。
郊外暮らしで周りには主人と主人の家族以外知らない生活。
気が付くとまだ当時は周りに全然日本人の知り合いもいませんでした。
何となく「会社勤めで生き生きと働いている日本人女性に会えたら」という思いが湧いてきて。
就職活動をしなくてはいけないけれども、今ひとつそのイメージが浮かばず、理想的な働き方をしている女性に会えれば刺激を受けるかもという計算がありました。
でもそういう計算がある時はだ~れとも知り合いませんでした(苦笑)。
こういうタイプという枠を取り払った途端、色々な方に出会うようになりました(笑)。
そして、身体の調子が戻った時、これはもう大丈夫かな?と思って、コーチングのセッションを受けながら、就職活動に乗り出そうと決めました。
ここまで「こうするべき」という思い込みがあって、それに基づいて頭で色々と計算をしていたのだと思います。
それでせっかくのコーチングも「本当に心から感じる事」が何かを読み取れなくて(これについてはまた他で詳しく書きますが、直感と上手く繋がれなくなっていました)。
それが頭で考えていることなのか、心で感じていることなのかの区別がつかなくて。
これは昨日の記事に書いたこととも関連しますが、「自分の本当の想い」を何年か封印していたことが災いして、どうしても自分の本当の気持ちにアクセスできなくなっていました。
途中で、「どうも何か違う方向のような。。。」という違和感と「そんなことを言っている場合じゃない。早く進まなくちゃ。我慢が足りないだけ」と自分を責める気持ちの板ばさみになり。
コーチングはその時点でしばらくお休みを取って、あえて何かを考えるということをストップしてみました。
それしかその時はできませんでした。
自分の心の声が聞こえず、「~をしたい」「~が欲しい」という「好き」に関するセンサーは鈍かった時期。
ただ同時に「これは嫌だな」というセンサーは異様に強かった時期。
嫌々ながらのことは続かないもの。
散々「ここは我慢のしどころ」「努力が足りないだけ」と自分に言い聞かせても、無理でした。
だから、どうしていいかも分からないままお休みとなりましたが、ある意味、私にとってのいい休息になりました。
一旦白紙に戻すことが出来たので。
それから徐々に小さなドアが幾つか開いて、昨日書いた「自分の中に封印していた想い」がポロリと口からこぼれたに繋がりました。
浅はかな計算があった時は準備していたドアがことごとく閉まったものですが。。。
自分の心に嘘はつけないということ。
自分の心に正直にが結局は大事ということですね。