ここ数日こんなお天気。今日も朝から雨が降っています。




先月、ブログで「何かをしている私」じゃなくていい という記事をアップしましたが、外出前に書いたので、もう少し詳しく書きたかったことが書き切れませんでした。


今回はちょっとその補足を。


少し私自身のことを振り返って書く事で分かりやすく伝わればと思います。


私が最初に就職活動を日本でした時のことです。


ちょうど世で言うところのバブル崩壊後すぐのことでした。


ちょっと前から女性にも総合職のチャンスが与えられるようになった頃で、一生働くことを考えて、私が目指したのは「営業職」。


自分の性格から言うと「営業職」が合っているとは思っていませんでしたが(前面に立つのが好きではなかったですし)、最初に敢えて難しいことに挑戦しておくとその後どんな仕事でもこなすことができるのでは?と思ったところもありました。


「人が好き」というのは昔からあったので、その部分で「営業職」は実は嫌いではない、というよりもむしろ面白いと思いました。


そして最初に就いた仕事ではすぐに営業に出してもらった上に自分の営業の事務もやりながらで、社内と社外の仕事の両方が出来たので、否が応でも会社の全体が見えて。


この会社は数年で離れましたが、その後も就いた仕事では「営業職」というタイトルが付いたわけでなくてもいつも営業的な要素が絡んでいる仕事でした。


そして最初に職に就いた後は就職活動をすることもなく、人に誘われて新しい職が見つかるということばかりでしたし、自分が働きやすい職場だったり、興味のある分野を選ぶことが出来て、仕事をすることがとても好きでした。


何となく時代の雰囲気もあったと思いますが、キャリア・ウーマンになる(と言ってもそこまで肩に力を入れていたわけでは全然ありませんでしたが)とどこかで思っていたところがあったと思います。


自然にキャリアも積んでといたという流れもあって。


最後に働いた所は新しい学校の立ち上げのプロジェクト(大人のための)。


楽しかったのですが、休みもほとんどない状態で働いていて、このままここでずっとやることはどうなんだろう?その後の将来は?ということも考えていて、本当に自分がやりたいということが見つかったことで(その時はそれがライフワークだと思ったので)、それを勉強しにイギリスに渡りました。


でも、諸事情があって、後でそれを諦めることになります。


こちらで勉強したこと(ライフワークと信じていた)を仕事にするつもりで来たのにそれが叶わなくて、かなり長い間そのことについて心にしこりがありました。


そして「次に何をしたらいいのか?」という自分が本当にしたいことが分からなくなってしまいます。


でもとりあえず仕事はしなくてはということで、また日本にいた時の続き、キャリアを積み直すしかないのかな?と思いました。


色々とここであちこちと迷走することになるのです。


それは「私はこうなるべき」というたくさんの「べき」だったり、自分に対しての「こういうつもり」の「つもり」がたくさんあったからだと思います。


「何かしている私」じゃなくてはいけないと思っていたことも。


今なら分かりますが、私は実は別にキャリアアップとかキャリア・ウーマンになりたいと思っていなかったということ。


「何者かになりたい」というわけでもなかったということ。


「私が私であること」そこが一番大事だったということ。


それが分かったのです。