日本はまだまだ残暑が厳しいようですが、こちらイギリスは夏の終わりがけで、日中の最高気温は20度前後です。


今年の夏は例年よりも平均気温が高く、さわやかな晴天が続いた、いい夏でした。


半袖やノースリーブ、麻の素材のものもずっと最近まで着れて、それもちょっと肌寒くなるかもと用意していたカーディガンや薄手のジャケットも全然着なくても済んだ奇跡的な夏でした。


そろそろもうサンダルや麦藁帽子も仕舞う頃かなあと夏の終わりを惜しむ私。。。


写真は5月の終わりに行ったコッツウォルズのある村で、主人が少し早めの誕生日のプレゼントにと買ってくれた帽子。


毎日のように被っていました。


そして、ペッタンコのCorrine Sarrut (コリーヌ・サリュー)のサンダル。歩くにはあまり適していないのですが、色合いが好きで(セルリアンブルーのメインカラー、金茶、ラズベリー、若草色のコンビネーション)、

12年前の初のパリ旅行で購入。


勉強会で行った先のギリシャの小さな島やイタリアのカプリ島の宿泊先、教室で履いたりしたのを引っ張り出して、ゆったりした濃い目の茶の麻のパンツに合わせて履いていました。


風、空気に秋の気配が混じってくると、少し濃い目の色、赤みの帯びたような色が恋しくなってくるのですが、涼しげな夏の色に会えるのは、また来年かあと思うと寂しくもあります。


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昨日の続きです。

(「郊外暮らしも3年」シリーズ:3年前、今の家に引っ越すきっかけ、経緯を振り返っています)


その後、主人の新しいポジションのことは、まだ部署が新しく、今後も新しいポジションが出てくる可能性もあるということで、振り出しに戻って、様子を見ることにしました。


ところが、5月に入って、その当時住んでいたベースメントフラットの上に住む大家さんが5月末から私達が住むフラットの配線工事をしたい、そしてその後、改築もして、その暁には家賃を上げるという話が出て。。。


配線工事は床や壁を剥がす大きな作業で、全て室内にあるものを片付けて、カバーをかけての工事で、埃がすごく、停電のリスクもありました。


私達が住んでいる間は配線工事はやって欲しくないということと、北の方に8月に移る可能性もあるため、それまで待って欲しいと大家さんにお願いしました。


大家さんが承諾してくれて、ほっと胸をなでおろしたのも束の間、大家さんの家の上に10年以上間借りをしていた女性が私達の話を聞いて、彼女の同僚が私達が住んでいたフラットに移ることに興味を示しているという話が出て。


彼女の同僚は、8月14日には住んでいる所を出なくてはならず、次を探しているということでした。


そして、その彼女が私達が出た後すぐに入るということが決まったのが5月の終わりでした。


それから大慌てで、まだロンドンに残るのか、北へ移るのかも分からない状態で、物件探しが始ります。


物件を見に行ったり、インターネットで情報を探したり。


最初は当時住んでいた辺りの賃貸の物件を探したのですが、家を売る側の売り控えのため、その影響もあって賃貸の値段がすごく上がっているのが分かって。。。


その時まで払っていた以上の家賃を払うのはもったいないので、買おうという決断をしました。


問題は3月にシェフィールドに行って、物件を見てしまった後に見るロンドンの物件の値段は全く比べ物にはならず。。。


半分以下の値段でもっと広くていい物件が買えるのを目の当たりにしてしまったので。


主人の中では「ロンドンの値段は信じられない!」、そこからスタートしたので、しばらくは夏に北の仕事のポジションがあればと待ちつつ、住んでいたフラットを出なくてはいけない日も迫っていたので、結局5月の終わりに一度しか見てない物件を買うことに決めたのです。


それが6月の終わりでした。


それから大慌てで購入を決めた家に8月12日に移れるよう(大家さんとの話で、私達の後に入居してくる女性が来る前にということで)大急ぎで手続きを始めました。


でも、銀行の手違いやお願いしていた法律事務所の問題等もあって、最後の最後でその日には移れず、購入の手続きが終わったのが予定よりも1週間遅れの19日。


引っ越したのは、3年前の今日、20日の主人の誕生日のことでした。