昨日の朝の写真です。
美しい青空に浮かぶ雲と緑のコンビネーションが何とも言えず、ふとイギリスの風景画家、ジョン・コンスタブルが描く風景と空を思い出していました。
今朝も同じようなお天気で、朝は快晴。そして午後に激しいにわか雨、そして晴れ間が。
昨日は夕方かなり雷が鳴って、雨も降って、スーパームーンの満月は見れるのかと危ぶみましたが、雨が止んだ後、ちゃんと見えました。
最初は黒い雲に覆われて、その下に月明かりが透けて見えて雲が流れて動くのをジッとワクワクしながら待って。
サーっと明るい満月が現れた時には感動しました。
満月の日には自分の手放したいことを明確にするといい(月が欠ける時期に入るので)らしいので、月光浴をしながら、自分への思いを巡らせて。
「不安」「恐れ」という感情を手放して、やろうと決めたことはどんどん行動に移す。自分を信頼すること。その思いを新たにしました。
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もう日本もお盆休みですね。
今朝、母から母の姉、私にとっての叔母が昨日亡くなり、葬儀に行くことを知らせるメールが届いて、もう久しく会っていなかった叔母についてボンヤリ考えていました。
母とは20ほど年が上の田舎暮らしの叔母は90を超えた後も、小さな畑を作っていた頃は近所の人達に出来た野菜を配ったりと元気にしていたようでした。
でも、数年前に老人ホームに入ってからは何もすることがなく、日常の張り合いが無くなったようで、母によるとちょっと惚けてきているという話を聞いていました。
今度、実家に帰った時は叔母の所に、久しぶりに田舎にも行きたいなあと思っていたのですが、叔母の年も年なので、その頃はもういないのかなあとどこか予感がありました。
お盆前なので、ふと母方の祖母が「お盆になると亡くなった家族や親しい人達がトンボの姿になって会いに来てくれるのよ」という言葉を思い出していました。
そして、子供の頃、地元の福岡縣護国神社のみたままつりに毎年のように行っていたことも。
境内に飾られたたくさんのぼんぼりの灯が夏の夜に浮かび上がる様がとても幻想的でした。
お盆の間に亡くなった魂が一時的にこの世に戻ってきているのかと思うと何だか神妙な気持ちになって、心の中でそっと「お帰りなさい」と声をかけていたことも懐かしい思い出です。
何年も前にイギリスでも公開された日本の映画、是枝裕和監督の「歩いても歩いても」のあるシーンも思い出しました。
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樹木希林扮する母親が夜中、家の中にフワリと入ってきた蝶の姿を見て、これは絶対亡くなった息子だと興奮して、後を追いかける姿が今でも目に浮かびます。
祖母も子供を亡くしていたので、お盆の日、一年に一度は会えるということに心の慰めを得ていたのかもしれないと、その映画を観て、感じました。
この映画はしみじみとした味わいがあり、「ああ、こういうのってまさしく日本の家族だなあ」と思わせるシーンがそこここにあって、またぜひ観たい映画の一本でもあります。
今年のお盆は、この叔母と主人の叔母、そして最近になって亡くなったことが分かった友人の魂を思いながら過ごすことになりそうです。