この週末、日曜日にお友達Mさんのウェディングレセプション(結婚披露宴)に行って来ました。
彼女は以前働いていた会社の同僚でした。
お互いその会社を離れた後に会いましょうねと言いながらも、郊外暮らしの私と平日は働いている彼女とはなかなか会う事が叶わず、
今に至っていました。
ずっと会ってもいなかったにも関わらず、今回レセプションへのご招待をいただいた時は
とても嬉しかったです。
ご主人はインド系のバングラディシュ人の方で、10代の頃ロンドンに来て、
大学もこちら、就職もロンドンでされた方なので、考え方はヨーロッパ寄りという。
彼の母国、バングラディシュでは85%がイスラム教の中、ご主人のご家族はマイノリティであるヒンドゥ教。
ご親戚の70%はインド人でインドに住んでいらっしゃるそうです。
バングラディシュからはご主人のご両親、インドからも親戚の方がお見えになり、
Mさんは仕事をしながらレセプションの準備だけでなく、
ご主人のご家族、ご親戚のための宿泊先のアレンジにも奔走されたようで、大変だったと思います。
私一人でレセプションに出向いたので、一体どんな感じなのだろうか?という一抹の不安はあったものの
とにかく彼女のお祝いの席に出席できるというだけでワクワクしていました。
ロンドン市内のとある町、南アジアの人達の大きなコミュニティーがあり、
「小さなインド」と呼ばれることもある所だそうで、そこでレセプションが執り行われました。
駅に着くなり、歩いている人々はインド系の人々が目立ち、
駅の表示も英語とパンジャブ語で表記があって、ここは本当にロンドン?という感じがしました。
早く着きすぎて、少し時間をどこかでつぶそうと駅の近くに戻る途中に日本人の男性とすれ違い。。。
もしかしたらMさんの親戚の方かも?と思って、声をかけると以前彼女が働いていたことのある会社の社長さんでした。
Mさんからその方の話は時々聞くことがあり、
会社を離れてからもずっとその方(彼女が辞めると同時に引退された)とは
お付き合いが続いていて、イギリスでの父親的存在でもあるようでした。
場所柄近くにはカフェもなく、あったのはケバブのお店。
一緒に缶ジュースを飲みながら、Mさんの話をしたり、
私が起業しようとしていることにも話が及び、元経営者という立場から有益なアドバイスをいただいたり。
会場に戻ってから、何人かの日本人の女性とイギリス人かヨーロッパ系のご主人とお子さん連れの
国際結婚のカップルの方達を見かけたので、てっきりその方達と同じテーブルなのかと思いきや。。。
Mさんが以前通っていた広東語のクラスの先生とそのクラスのお仲間達が集まるテーブルになりました。
イギリス人の方達、中国人のご主人とお子さん達、聞くのを忘れましたが、先生は香港の方だと思いますとご一緒しました。
Mさんは子供の時からの親友が香港の方で、いつも日本に帰国する時は香港を経由して帰っていること、
香港に友人が何人かいるという話を思い出しました。
レセプションは最初に中国の伝統のライオン・ダンス(Mさんのたっての希望で)、
獅子舞を思わせる踊りとドラムとシンバルに続き、新郎新婦が入場。
ライオン・ダンスがしばらく続いた後、新郎の来賓者へのご挨拶。
新郎新婦はインドのプリンス、プリンセスのような装いで、
キラキラした華やかな衣装のMさんは可愛らしく、とても綺麗でした。
「皆さん、今日のこの日を楽しんでくださいね」の言葉の後に料理が運ばれ、
新郎新婦との写真撮影、新郎新婦がテーブルにやって来て、話をしたり、とてもカジュアルな形式。
イギリスでのレセプションは私の時も含めて、家族、友人、花婿のスピーチ等が続々とあるのですが、
全く無しで、極めてリラックスしたもの。
美味しいお料理(インド料理)に舌鼓を打ちながら、テーブルの皆さんとのお話を楽しみました。
皆さん、とても和やかでフレンドリーで、誰一人知り合いもいない私でも
居心地の悪い思いもすることなく、Mさんの話、香港の話、日本の話等が出来て、
Mさんが長く皆さんと親交を保っている理由がよくわかりました。
以前、この教室のお仲間の話を聞いたことがあったことも思い出したりして、
ゲストのスピーチがなくともMさんのお友達とこうやって交流できたことで、
彼女のことを知る機会を得ることができました。
不思議なことに、このテーブルで親しく話した方達とはなぜか初めて会ったような気がせず。。。
私が親しくしているこちらの人達のタイプと共通するためなのか?
だから、Mさんとは何だか気が合ったのかしら?と思ったりしました。
Mさんのご主人はモダンな感じのとっても優しそうな男性、
そしてご主人のご両親も優しげで、これならMさんは大丈夫と安心しました。
イギリスとの縁の深い国々、香港、インド、バングラディシュ関連、イギリスの人達、そして私達日本人、他と
国際色豊かで、一緒のテーブルの男性が評したように「国際連合のレセプション」でした。
お二人の末永いお幸せをお祈りいたします。