今日は朝から太陽が燦々と照って、

暑い(日本のレベルでは全然ないですが)です。

 

こんな日は公園の中に

流れる小川のせせらぎと

木陰のヒンヤリ感が気持ちよかったです。

 

 

本日のお題「ロンドンの治安」についてですが、

イギリスはヨーロッパの中では

比較的治安のいい場所とされていますし、

実際にそうだと思います。

 

でも。。。完全に安全な所というのはないもので

 

幾ら高級住宅地、閑静な住宅地と言われても

逆にそういう所の方が人通りが少ない早朝だったり、

夜は危なかったりするものです。

 

高級住宅地の辺りでは、

高価なものやお金、携帯電話を
奪われたりということもよくあることです。

 

もちろん危険な地区と言われている所も

存在(つまり犯罪が多い地区)しますので、

それはある程度知っておいた方がいいと思います。

 
 

そして日本ではありませんので、

ドラッグやアルコールの影響による事件も

頻繁にあります。

 

例えば、ドラッグの影響下で

当の張本人が何をしでかしているのか

分からないまま起きる犯罪もあります。

 

なので、比較的安全と言われる場所でも

その保障はありません。

 

ティーンエイジャーがドラッグの影響で、
路上でスーパーのトローリーに数人入って、

それをキャーキャー笑いながら押している姿等、

何度か見かけたことがありますが、

こういうのはかわいい方です。

 

スリも多いですし、

物を無くしたら

まず出てこないと思った方がいいです。

 

こちらに住むようになって、

バッグの口が開いているもの(かご等)は

街中では使わないようになりました。

 

いつも夫が街中で人通りの多い所を歩く時は

「バッグの上を気をつけて」と声をかけていたので、

その習慣がつきました。

 

バッグのチャックの上には

開けられないように

手を置いています。

 
 

でも、私も過去には失敗しています。

 

ロンドンに住んでちょうど1年が過ぎた時に、

サルサを踊りに行ったパブでまず最初に。

 

顔見知りの男の子がいて、

バッグを見てくれるというので、

彼の側に置いていたのですが、

私が踊っている時に彼も他の人と踊りだして。。。

 

気がつくとバッグは無くなっていました。。。。

 

彼は自分が目を離した隙に

こんなことになって申し訳ないと
謝って、一緒に探してくれて。

 

側にいた人達も一緒に探してくれましたが
(後で思えば、その中に取った人もいたはず。。。)、
もちろん見つかるはずはありませんでした。

 

自分でも馬鹿だなと思うのですが、
とても大切にしていたバッグで、
日本で買ったものでした。

 

その中にはお財布と
フラットの鍵と手帳も入っていました。

 

警察にすぐ連絡し、
カード類も止める手続きをしました。

 

翌朝、警察から電話が入り、
私の手帳を届けてくれた人がいると
連絡がありました。

 

手帳の中に連絡先を
書いておいて良かったと思いました。

 

パブの近くの路上に

投げ捨てられていたようです。

 

届けてくれた人には

本当に感謝です。

 

フラットの鍵は

大家さんにすぐに言って、

変えてもらうことにしました。

 

もしかしたら私の住所が見られた

可能性もなくはないので。

 

後で「何であんなに物を

持ち歩いたりしたのだろう?」と反省して。

それからはサルサに行く時は
バッグは持たず、

ジーンズのポケットに定期と鍵。

そして小さなお財布に
必要なお金だけを持ち歩くことにしました。



 

次の失敗はFinsbury Parkでのこと。

 

バッグを無くしてから
1年後ぐらいのことかと思います。

 

Finsbury Parkから
次の場所に引っ越して間もなく経ってから。

 

元のフラットメイトのHさんに会いに
バスでFinsbury Parkに着いた時のこと。

 

バス停の前でHさんの携帯に電話をかけて
「これから行くよ」と言って、
電話を切った瞬間。

 

携帯を後ろから
スーっと奪われたのです。

 

「え?」と驚くと自転車に乗った
若い黒人の男の子が
逃げていくのが見えて。

 

慌てて、追いかけて。

「捕まえて!」と叫びましたが、
周りの人達はただ呆然と眺めるだけ。。。

 

夫は日頃から「この国は危ないから
携帯も注意した方がいい」と注意を受けていたので、
彼に言うと「ほら、だから言ったでしょ」と。

 

一瞬の出来事でしたが、
これがトラウマになりました。

 

それからは携帯をとても持つ気にはなれず。。。

 

夫の家族からクリスマスプレゼントで
その後携帯を貰うまでは
持つのをやめたぐらいでした。

 
 

こういう経験を通して、
だんだん普段から公共の場所では
ボンヤリとしないようになりました。

 

周りにどういう人達がいるのか?

電車の中でも危ない人はいないか?

 

危なそうな人達が固まっていれば
車両は移動する等の
注意をするようになりました。


 

ハムステッド・ヒースの近くに
以前住んでいましたが、

ヒースに行く時も一人の時は
必ず人がいる辺りまでしか行かずに。

森のような場所には
夫と一緒の時や
何人かと一緒の時しか歩きませんでした。

 

フラットメイトだったNちゃんも
日本との違いには敏感で、
「夜歩く時は絶対ハイヒールは履かず、
何かあった時に逃げれるように
走れる靴を履いている」と聞いた時には
それぐらいの用心は
本当に必要だなあと思いました。

 
 

こちらは銀行の引き落としの機械が
お店の外にあるので
(やっと店内にも置かれている所も
出てきましたが)、こちらも注意が必要です。

 

周りに怪しい人はいないか?の確認。

 

後ろから声をかけてきて
「何か落ちましたよ」と言葉巧みに。

注意を逸らして

その隙にカードを盗む、
お金を引き出す等の犯罪も
よくある手口。

 

一度、キャッシュマシーンで
お金を下ろそうとしていた男性を
何人かの自転車に乗った少年達が
襲いかかっている現場に夫が居合わせて。

追い払ったことがあります。

それも真昼間。

危ないと言われている地区では
ありませんでした。

 

つまり、いつも周りをチェックすることは
この国に住んでいたら必要だと思います。


 

こちらに長く住んでいると
日本人の方達を見ると
まだ日本から来て間もないなや
観光客だというのはすぐに分かります。

そして「ああいうふうにしていると
いいカモになるのになあ」と私の目でも。

 

ちょっとした注意をする、
慣れた頃が危ないと言いますので。

 

楽しくこの国で過ごすためにも。